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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜新たなる恋敵(ライバル)の誕生〜
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院・ギナジウム〜
「さてと。よろしく頼むな、エリゼ。」
ギナジウムの訓練所でエリゼと対峙したリィンは武器を構えてエリゼを見つめたが
「ええ。とくとお見せしましょう、”剣聖”直伝の八葉一刀流を……!」
「え、えっと……俺、何か怒らせるような事をしたか?」
膨大な威圧を纏って微笑みながら武器を構えるエリゼを見つめて冷や汗をかいて尋ねた。
「ご自分の胸にお聞きになったらどうですか?」
「…………」
しかしエリゼの微笑みに圧され、押し黙った。
「フフ……お二人とも頑張ってください。」
(ね、ねえ。もしかしてエリゼちゃんが怒っている理由ってアルフィン皇女の件じゃない……?)
(あ、ああ、あの件か。あの場にはエリス君がいたから、エリス君から知らされていてもおかしくないな……)
その様子を見守っていたエリスは膨大な威圧を纏って微笑み、たまたま暇で、二人の対戦を見学していたエリオットに小声で尋ねられたマキアスは冷や汗をかいてエリスを横目で見た後頷き
「―――ラウラさん、合図をお願いします。」
「うむ。―――両者、構え!―――始め!」
そしてエリゼに視線を向けられた審判役のラウラは頷いた後、号令をかけ、ラウラの号令によって二人は戦闘開始した。すると
「秘技――――裏疾風!!」
「ちょっ、いきなりかっ!?」
エリゼが電光石火の速さで先制攻撃を仕掛け、リィンは慌てた様子でエリゼの太刀を自分の太刀で受け流し
「斬!!」
「せいやっ!!」
エリゼが放った斬撃波を剣技―――孤影斬で相殺した。
「スゥゥゥゥ…………ハッ!!」
そしてエリゼはクラフト―――軽功で自身の身体能力を上昇させ
「二の型―――大雪斬!!秘技――――八葉滅殺!!ハァァァァァァ……!」
「ちょっ……!エ、エリゼ……!何をそんなに怒っているんだ……!?」
次々とリィンに攻撃を仕掛け、エリゼの連続攻撃にリィンは防戦一方になり、エリゼから一端距離を取ったリィンは冷や汗をかいて尋ねたが
「試合中に問答は無用です!二の型・改!―――雷鳴剣!!」
「うわっ!?」
エリゼはリィンの問いかけを無視して再び攻撃したが、リィンは慌てた様子で太刀で受け流した。
「フフ、さすが兄様です。ですが”本番”はここからですよ……?」
攻撃を受け流されたエリゼは膨大な威圧を纏って微笑みながらリィンを見つめながら太刀に闘気を溜め込み
(い、一体俺が何をしたって言うんだ……!?)
エリゼの様子を見たリィンは冷や汗をかいて表情を引き攣らせたが
「二の型――――洸破斬!!」
「ク
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