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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第85話
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に安息を……」

「あれがレン姫の”本性”か…………」

テロリスト達が無惨に殺されて行く様子を見たアリサとエマは悲痛そうな表情をし、ガイウスはその場で祈り、ユーシスは目を細めてレンを見つめた。

「レン姫!どうして彼らを殺したんですか!?」

するとその時セドリック皇子が真剣な表情でレンを見つめて叫んだ。



「あら、何を寝ぼけた事を言っているのかしら?テロリストなんだから、捕えた所でどうせ”処刑”でしょう?レンがその手間を省いた所か死体も処理してあげたのに、どうして怒るのかしら?」

「……っ!確かに彼らは罪を犯しました!ですが、彼らにはまず法の裁きを受けさせるべきです!しかもエレボニア帝国の許可も無しにどうしてこのような勝手な事を……!」

「――――元はと言えば、肝心な時は役立たずの近衛隊を護衛に任せていたエレボニアの責任よ?まあ、鉄道憲兵隊はそこそこやるようだけど……レン達からすればどっちも”大して変わらない”わ。レン達はそんな情けないエレボニアに自分達の身を任せられないから、”自分達の身を守る為”に自爆行為も厭わないテロリスト達を”殲滅”しただけ。レンより年上の皇子の癖に守られてばっかりで、自らは戦いもしない人は黙ってもらえるかしら?」

「普段はふざけた態度をしているオリビエですら戦っていたのに、自分は守られてばっかで戦わないなんて、皇子として情けなさすぎだね。」

「!それ……は…………」

レンとエヴリーヌの指摘にセドリック皇子は辛そうな表情で黙り込んだ。



「グッ…………!」

「…………ッ……!」

セドリック皇子や自分達を侮辱された事で近衛隊や鉄道憲兵隊はレン達に怒鳴りたかったが相手がメンフィル帝国の皇女と客将の為、怒鳴る事もできずに悔しそうな表情で身体を震わせて唇を噛みしめ

「………………」

アリサ達はそれぞれ複雑そうな表情で、ユーシスは目を細めてレン達を見つめ

「レン、エヴリーヌお姉様!今のは言いすぎですよ!?セドリック皇子に謝って下さい!」

「……こちらはエレボニア帝国に招待されている身。二国間の溝が生まれるような発言は控えた方がいいぞ。」

プリネは二人を睨んで非難し、レーヴェは静かな表情で二人を見つめて言った。



「―――いいんです、プリネ姫、レオンハルト少佐。全ては僕の力不足が生んだ事ですから……」

「セドリック皇子……」

「……………」

そして疲れた表情で制したセドリック皇子の言葉を聞いたプリネは辛そうな表情をし、ユーシスは目を伏せて黙り込んでいた。

「―――危ない所を助けて頂き、誠にありがとうございました、レン姫。」

「フフ、私はエレボニア帝国に招待された
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