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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜”氷の乙女(アイスメイデン)”の想定外〜
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〜クリスタルガーデン〜
「!?あ、貴方方は……!い、一体何故こちらに……」
クリスタルガーデン内に入ってきたリウイ達を見たレーグニッツ知事は信じられない表情をし
「――――我らメンフィル皇家が信頼している臣下の家族がテロリスト共に攫われたと聞いて、その救助の為に来ただけだ。」
「テロリスト達に……?――――!!ま、まさか…………!」
リウイの説明を聞いて不思議そうな表情をしたレーグニッツ知事だったが、瞬時にアルフィン皇女と共に攫われたエリスの事を思い出して顔色を変え
「ええ。アルフィン皇女殿下の付き人をしているのは私の妹です。」
「そしてエリスさんはリフィア殿下の専属侍女長を務めておられるエリゼさんの妹でもあり、エリゼさんはリウイ様やシルヴァン陛下から信頼され、将来はリフィア殿下にとってかげがえのない臣下になる事を期待されています。……エリスさんがどれ程重要な人物なのか、今の説明を聞けばわかりますね?」
「!!それは…………」
ペテレーネに問いかけられたレーグニッツ知事はエリスが攫われた事の重大さをすぐに気付いて表情を青褪めさせた。
「こんな所で責任の追及をしていても時間の無駄じゃ!ゆくぞっ!!」
「お、お待ちください……!後少しすれば鉄道憲兵隊が駆け付けてくれます……!クッ、行ってしまったか…………!早く彼女に知らせないと……!」
そしてリフィアの号令の元、リウイ達はレーグニッツ知事の制止する声を無視して大穴に飛び込んでテロリスト達やリィン達の後を追って行き、その様子を見ていたレーグニッツ知事は唇を噛みしめた後通信を開始した。
〜同時刻・サンクト地区・ヘイムダル大聖堂〜
「チッ……!次から次へと……!鬱陶しい……!」
同じ頃ユーシスは仲間達や近衛兵達と共にセドリック皇子を守って魔獣や人形兵器達と戦っていたが、倒しても倒しても数が減らない事に表情を歪めた。
「すみません、皆さん……僕が不甲斐ないばかりに皆さんを危険な目に合わせてしまって……」
自分を中心とした円陣によってアリサ達に守られている金髪の少年―――セドリック皇子は申し訳なさそうな表情をした。
「殿下は悪くありませんよ!」
「はい……!こんな事を考えたテロリスト達に非があります……!」
セドリック皇子の言葉を聞いたアリサとエマはそれぞれ慰めの言葉をかけた。
「?羽ばたき……?――――!気を付けろ!何かが飛んで来るぞ!」
その時耳に聞こえて来た羽ばたきを聞いたガイウスは全員に警告し
「……この羽ばたき音は……!――――”飛竜”!!」
羽ばたきを聞いたプリネが目を見開いたその時、大聖堂の2階のガラスが
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