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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜”氷の乙女(アイスメイデン)”の想定外〜
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し、テロリスト達が放った魔獣や人形兵器達の撃破を開始しているとの事です!更に大聖堂には”殲滅天使”、”魔弓将”、”剣帝”が飛竜で突入後敵の殲滅を開始しているとの情報も入りました……!」
「なるほどね……どうやら内輪揉めの結果によって世界中にエレボニア帝国の醜態を晒す事になりそうねぇ?いくら情報局の情報操作が優秀でも、メンフィルに黙ってもらう必要があるし、メンフィルに黙ってもらうにしても、エレボニア帝国はそれなりの代償を払わなければならないでしょうね。」
「……ええ…………近衛隊の妨害がなければ、こんな結果にはならなかったのですが……!」
不敵な笑みを浮かべるサラ教官に見つめられたクレア大尉は唇を噛みしめていた。するとその時再び通信が入って、クレア大尉は通信を再び開始した。
「―――はい、クレアです。……レーグニッツ知事閣下でしたか。何かあったのですか?…………なっ!?一体何故リウイ陛下達自らが……!………………何ですって!?はい、はい……!可能な限りそちらに急行致します……!」
「今度は何かしら?会話を聞く限り”英雄王”達が動いたみたいだけど。」
通信を終えた後焦った表情で装甲車のスピードを上げて巧みなハンドル捌きで次々と車を避けているクレア大尉の様子を見たサラ教官は眉を顰めて尋ねた。
「テロリスト達にアルフィン皇女殿下と共に連れられた娘さん――――エリスさんの救出の為に”英雄王”達自らがA班の皆さんの後を追ったそうです……!救出に向かったメンバー構成は”英雄王”、”闇の聖女”、”聖魔皇女”と”聖魔皇女”の専属侍女長であり、エリスさんの姉であるエリゼさんです……!」
「あらま。メンフィル皇家は随分、民思いねぇ?祖国に所属している貴族の子女の救出の為に皇家自らが動くなんて♪」
クレア大尉の説明を聞いたサラ教官は目を丸くした後、口元に笑みを浮かべてクレア大尉を見つめた。
「……レーグニッツ知事閣下の話を聞く限り、恐らく”英雄王”達自らが動いたのはエリゼさんの存在があったからでしょうね……」
「?どういう事かしら。確かエリゼはリフィア殿下の専属侍女長を務めているそうだけど……」
クレア大尉の言葉の意味がわからなかったサラ教官は不思議そうな表情で尋ねた。
「―――メンフィル帝国の皇帝の跡取りであるリフィア皇女殿下の専属侍女長を務めている事。エリゼさんはその事からリウイ陛下やシルヴァン陛下からも信頼されている上将来はリフィア殿下の大切な臣下の一人として期待されている事をペテレーネ神官長が知事閣下に説明したそうです。」
「なるほどね?皇家が信頼し、将来を期待している家臣の家族に危害を加えられたから、さすがの皇家も黙っていられなかったって事ね。確かに
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