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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第83話
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に所属している貴族の子女をみすみすと攫われ、更にその原因が自分の娘である事に関しての責任もあるから、ユーゲント皇帝は反論すらできん。」

「確かに。イリーナ様の護衛は……フフ、愚問でしたね。」

リウイの説明を聞いて口元に笑みを浮かべたファーミシルスは戦艦内にいるリウイの愛妻であるイリーナの護衛が気になったが、戦士として、そして指揮官としても自分と同等かそれ以上の能力を持つ専属侍女長がイリーナの傍に常に控えている事をすぐに思い出して静かな笑みを浮かべ

「――――飛竜を出せ!」

「ハッ!!」

そしてリウイは周囲の兵士達に指示をした!



「死愛の魔槍!!……ぬっ!?こんな時に通信とは一体誰じゃ。」

一方戦闘をしていたリフィアは自分のオーブメントに通信が入った事に眉を顰めた後、通信した。

「なんじゃ、リウイか。一体何の用…………何っ!?―――わかった!余とエリゼもすぐに甲板に向かう!――――エリゼ、お主の妹がテロリスト共に攫われたそうじゃ!」

「!?どういう事!?」

真剣な表情のリフィアの言葉を聞いたエリゼは血相を変えてリフィアを見つめ、リフィアはエリゼに軽く説明した。

「そんな……エリスが……」

「心配するな!リウイが今から救助に向かうし、勿論余も向かう!当然、お主も一緒に来るだろう?」

「当たり前よ!リフィア……その……ありがとう……皇族である貴女やリウイ陛下自らがエリスの為に動いてくれて……」

エリゼは皇族達が妹の救助の為に動いてくれることに感謝したが

「大切な友人であり、下僕でもあるお前の家族を助けるのも皇族として当然の務めじゃ!」

「もう……”下僕”ではなく、”臣下”って言いなさいよね。」

リフィアの言葉を聞き、苦笑しながらリフィアを見つめた。その後リウイ達は甲板に集められた飛竜にそれぞれ乗った。



「あなた……気を付けてください。ペテレーネ、リウイの事をお願いね。」

「はい。リウイ様を必ずやお守りしてみせます……!」

”絶世の美女”といってもおかしくない美しい容姿を持つ金髪の女性――――リウイの愛妻であるイリーナ・マーシルンは心配そうな表情で飛竜に乗っているリウイを見つめた後リウイの背後にいる夕焼け色の髪を二房に分けた女性――――アーライナ教の神官長であり、プリネの母であるペテレーネ・セラを見つめ、ペテレーネは力強く頷き

「相手は自爆行為も厭わない狂人共。油断するつもりはない。――――エクリア、イリーナの護衛は任せたぞ。」

イリーナの言葉に答えたリウイはイリーナの隣にいるイリーナとよく似た容姿を持つイリーナの専属侍女長――――エクリア・フェミリンスを見つめた。

「お任せ下さい。命に
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