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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第81話
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に”闘神の息子”で知られていた有名な猟兵も今ではフィーさんと似たような事をしていますから。」
「あー、そう言えばそうだったわね。」
「……”闘神の息子”がわたしみたいにってどういう事?」
ツーヤの言葉に苦笑しながら頷いたサラ教官の様子が気になったフィーは首を傾げて尋ねた。
「”赤い星座”に所属していた”闘神”バルデル・オルランドの息子である”闘神の息子”ランドルフ・オルランド―――今はランディ・オルランドと名乗って”特務支援課”に所属しているわ。」
「”特務支援課”とはクロスベル警察が立ち上げた”市民の安全を第一に考え、様々な要望に応える部署”―――要は遊撃士のような事をする部署なんです。」
「というかまるっきり遊撃士のパクリじゃん。にしてもあの”闘神の息子”が遊撃士の真似事をしているなんて、正直想像できないんだけど。」
サラ教官とツーヤの説明を聞いたフィーはジト目で呟き
「フフ、あたしはランディさん自身に会った事がありますけど……わりと今の仕事を気に行っている様子でしたよ?」
「そう言えばツーヤはプリネ達と共にクロスベルで起こった例の”教団”によるクロスベル襲撃事件の際、クロスベルを防衛したんだったわねぇ。」
「あの事件か。クロスベル防衛に”六銃士”どころか”英雄王”達まで関わっていた事は聞いているけど、プリネとツーヤも関わっていたんだ。」
そしてツーヤの話にそれぞれ納得している様子のサラ教官とフィーを見たリィン達は再び冷や汗をかいた。
(な、何だかとんでもなく遠い世界の話のような気が……)
(あはは……小説の中の話みたいだね。)
(お姉様、凄いです!)
疲れた表情で呟いたマキアスの小声にエリオットは苦笑し、セレーネは尊敬の眼差しでツーヤを見つめていた。
「いずれにせよ……今日話に出たテロリストは”猟兵団”とは別物よ。」
「……やはりそうですか。」
「ええ、猟兵団は基本的にミラと戦いそのものが目的よ。だけど、ノルドに現れたその”ギデオン”という男……何か深く暗い情念で動いているとしか思えない。」
「深く暗い情念……」
「ほ、本人を見ていないので何とも言えないが……」
「確かに、執念深い何かを感じさせる人物ではあるな。」
「一体何があって、そのような性格になっているのでしょう……?」
サラ教官の推測を聞いたエリオットとマキアスは呆け、ラウラは頷き、セレーネは不安そうな表情をした。
「ああ……実際にそんな感じの男だった。となると、明日の巡回は気合いを入れる必要がありますね。」
「ま、気休め程度だろうけど協力するからには頑張りなさい。色々あってチームワ
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