第90話
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「ミ、ミント!外にヨシュアがいるんだから、そんな大きな声を出したらダメ!(うう……今までハッキリ見なかったけど、よく見たら下着もなんか豪華に見える………あたし達とそんなに変わらないように見えるけど、やっぱりプリネって、お姫様ね……)」
下着姿のプリネを見て感嘆な声をあげるミントにエステルは慌てて注意をした。また、プリネが付けている白を基調とした高級感のある下着を見て、プリネの事を改めて皇女である事を認識した。
「………終わりました、ご主人様。」
「ありがとう、ツーヤ。」
背中の治療が終わり、プリネは脱いでいた服を着た。
「もう大丈夫ですよ。エステルさん。」
「あ、うん。……もう入って来ていいよ、ヨシュア。」
そしてエステルはドアを開けて、ヨシュアに言った。そしてヨシュアも控室に入って来た。
「すみません、ヨシュアさん。驚かせてしまって。」
「いや、こっちこそ声もかけずに入って来てごめん。」
「控室で服を脱いでいた私が悪いのですから気にしなくていいですよ。………それより私に何か用ですか?」
プリネはエステル達が自分に用があると思って、尋ねた。
「あ、うん。カーリアンとの試合、残念だったね……」
「負けたのは残念だったけど、凄くいい試合だったよ。」
「うん!最後の方なんか、何がなんだかわかんない内に終わっちゃったもの!プリネさん、凄い!」
「フフ……慰めの言葉、ありがとうございます。」
エステルやヨシュアの慰め、ミントのはしゃぎ様を見てプリネは微笑みながらお礼を言った。
「それより、エステルさん達の方は大丈夫ですか?カーリアン様は今までの相手とは桁違いに強いですよ?」
「あ、その事なんだけど……」
そしてエステル達はプリネにカーリアンの攻略法がないか、尋ねた。
「カーリアン様の弱点か攻略方法……ですか………」
事情を聞いたプリネは難しそうな表情で考え込んだ。
「何かないかな?多分このままぶつかってったら、負けるのはわかっているから何とかしたいんだ。」
「…………………」
ヨシュアの言葉を聞いて、プリネは目を閉じて考え込み、やがて目を開けた。
「………私なりにカーリアン様に対するエステルさん達ができる作戦を考えましたが、それでよければ聞きますか?」
「本当!?お願い、プリネ!」
プリネの言葉にエステルは期待するような目で、プリネを見た。
「……まず一つは、絶対に一人では向かわない事です。正遊撃士がいるとはいえ、メンフィル建国時からお父様の右腕として仕えているファーミシルス様と同等の実力を持つカーリアン様相手には荷が重すぎます。」
「
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