〜武術大会・2回戦〜後篇
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ミ―リお姉様はカーリアン様譲りの剣技と……暗黒魔術や性魔術を……!収めているのに対して……!リフィアお姉様は……!純粋な魔術師……!タイプですから!」
プリネはカーリアンの攻撃を必死に捌きながら、途切れ途切れに答えた。
「ま、それはそうだけど!ある意味あの子はリウイやシルヴァン達の思いをわかっているみたいなようなものよ!」
「やはり”聖王妃”イリーナ様……ですか!」
2人は武器の打ち合いをやめて、鍔迫り合いをしながら会話をしていた。
「フフ、あんたもわかっているじゃない。相反する光と闇の魔術を扱う事で、全ての種族との共存を願ったイリーナ様に少しでも近付けると思っているんじゃない?……全く、イリーナ様やリウイの事は尊敬する癖に、私に対してあんな邪剣な態度とか、今考えただけでも頭に来るわ〜!」
「でも私にとってはあれがリフィアお姉様なりのカーリアン様への敬意と思っていますよ?リフィアお姉様があんな態度を取るのはカーリアン様だけですから。」
「ったく、もしそれが本当だったらもっと私を敬いなさいよね〜………どーりゃー!!」
「!!」
鍔迫り合いをしていた2人だったが、さらに力を入れたカーリアンに対してプリネはどんどん押されて来たので、危機を感じて武器を退いて一端下がった。
「さ〜て。そろそろ勝負を決めましょうか?”力”を解放していられる時間もそんなにないでしょう?」
「その事に気付いているなんて、さすがはカーリアン様ですね……これでも以前と比べて、解放していられる時間が長くなったんですよ?」
「フフ……何年、あんたを鍛え続けたと思っているのよ?それぐらい、お見通しよ♪」
「そうですね……では、お望み通り次の一撃に全ての力をかけます!」
カーリアンの言葉に頷いたプリネはSクラフトの構えをした!
「これで決めます!!我に眠りし魔よ………今ここに具現せよ……!」
プリネが言い終わるとロランスの時と同じように黒々と燃える暗黒の細剣が異空間より武器を握っていない片方のプリネの手に現れた。
「聖なる力よ……我が剣に宿れ………!」
そしてプリネが持っているレイピアにはプリネに眠る僅かな姫神の力によって、聖なる力が宿り、神々しい光をレイピアに纏わせた。
「我に眠りし、真なる血の力……思いしれっ!ブラッディ!!」
相反する力を備えたレイピアを両手に、カーリアンに襲いかかった!
「激しいの、行くわよ♪………白露の桜吹雪!!」
「クロ……!え!?キャァァァァ…………!」
しかしカーリアンが放ったSクラフトに吹っ飛ばされた!
「あうっ!?」
吹っ飛ばされたプリネはアリーナの壁にぶつかり
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