〜武術大会・2回戦〜後篇
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リアンは不敵な笑みを浮かべ、双剣を構えた。それを見て、プリネは真剣な表情でカーリアンの動作に集中した。
「行くわよ………どーりゃぁ!!」
「!!」
キンキンキンキンキンキンキン!!
カーリアンの激しく隙のない攻撃にプリネはレイピアで必死で捌いていたが
「北斗斬り!!」
「キャッ!?」
カーリアンが放ったクラフトをレイピアで防御した際、のクラフト威力に負けて吹っ飛ばされた!
「闇よ、集え!!黒の闇界!!」
「遅いわよっ!!」
吹っ飛ばされたプリネは吹っ飛ばされた時にできた距離を利用してカーリアンに魔術を放ったが、カーリアンはプリネに向かって突進して回避した後
「いただきよっ!!」
「あうっ!?」
すかさず放ったカーリアンの一撃が武器を持っている利き手の甲を掠り、プリネは悲鳴をあげたが
「ヤァッ!!」
「っと!」
痛みに屈せずプリネは突きをカーリアンに放った。プリネの攻撃を防御したカーリアンは一端下がった。
「癒しの闇よ……闇の息吹!!」
そしてプリネはカーリアンが離れた隙を使って、利き手の傷を治癒した。
「ふ〜ん……今のも耐えるか。うん、やっぱり成長しているわね、プリネ♪」
「ありがとうございます、カーリアン様。」
「でもそろそろあんたも本気を出したら?人間達の動きと会わせる戦いは飽きてきちゃったのよね〜。」
「わかりました。どの道カーリアン様相手に今の状態で勝てるとは思っていませんから………ハァッ!!」
カーリアンの言葉に頷いたプリネは”魔神”の力を解放した姿になった!
「さあて………ここからは手加減なしでいくわよ、プリネ。」
「はい!」
双剣を構えてカーリアンの不敵な笑みに対してプリネは真剣な表情でレイピアを構えた。その場に一瞬、静寂が訪れた後、2人は同時に動いた!
「行くわよ……!それ、それ、それぇっ!!」
「ハァァァァァァァァァ!!」
2人の戦いは残像を残すほどの信じられない速度と激しい剣撃の音と、武器と武器が打ち合った時にできた光だけが観客達には見えず、プリネやカーリアンの姿はほとんど見えなかった。
「フフ……それにしてもペテレーネの娘のあんたが剣を学びたいと言った時、最初驚いたわよ?てっきりペテレーネみたいに魔術師か僧侶を目指すと思っていたんだから。」
激しい戦いの中、カーリアンは楽しそうな表情でプリネに語りかけた。
「私はお父様の娘でも……あります……から!!その点で……いえば!リフィアお姉様も……そうでは……ありませんか!シルヴァンお兄様はシルフィア様を……目指して!聖騎士の剣技と……神聖魔術……を!カ
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