〜武術大会・2回戦〜後篇
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どうせ、リフィアが原因なんでしょう?全く似てほしくないとこばっか、似るんだから……」
「フフ……そう言っている割には顔が笑っていますよ、カーリアン様。やっぱり、血は争えませんね。」
溜息を吐きながらも顔が笑っているカーリアンをプリネは微笑みながら指摘した。
「あら。あの引っ込み思案のペテレーネの娘の割には言うじゃない。私が戦う予定だった情報部の仮面の隊長を破った実力……見せて貰うわよ♪」
「はい。これまでの旅の成果……お見せします!」
「これより武術大会、本戦第七試合を行います。両チーム、開始位置についてください。」
審判の言葉に頷き、プリネとカーリアン両チームはそれぞれ、開始位置についた。
「双方、構え!」
両チームはそれぞれ武器を構えた。
「勝負始め!」
そしてプリネとカーリアンは試合を始めた!
「先手必勝です!……出でよ、魔槍!!……狂気の槍!!」
試合開始と同時にプリネはカーリアンに魔術を放った!
「っと!!」
自分の襲いかかる魔槍をカーリアンは闘気を込めた双剣で払い落とした!
「烈輝の陣!……イオ=ルーン!!」
「!!」
続けて放ったプリネの魔術がどこに発動するかわかっていたカーリアンは横に跳んで、回避した。
「力の加護を!!……戦士の付術!!」
そしてプリネはカーリアンが回避している隙を使って、自分自身を強化した。
「フフ……魔術の先制攻撃なんて、やってくれるじゃない。今度はこっちの番よ!」
一方カーリアンはプリネが先制攻撃した事に口元に笑みを浮かべた後、プリネに襲いかかった!
「それぇ!」
「くっ!!」
カーリアンの攻撃をプリネはなんとか回避に成功した。
「喰らっときなさいよ!」
「フッ!ハッ!セイッ!」
カーリアンの連続攻撃をするクラフト――3段斬りに対してプリネはクラフト――フェヒテンイングで対抗して、カーリアンの攻撃を防御した。
「どーりゃー!!」
「ハァッ!!」
技を防御されても気にせず放ったカーリアンの技の中でもかなりの威力を持つクラフト――冥府斬りに対して、プリネはクラフト――フェヒテンバルで対抗して、カーリアンと打ち合った。
「へぇ……以前と比べて、格段に動きがよくなっているわね♪」
「フフ、ありがとうございます。カーリアン様も最近は戦がないのに、腕は全然鈍っていませんね。」
感心するカーリアンの言葉にプリネは微笑みながら答えた。
「ありがと♪でも今のは、小手調べ程度よ。ちょっと本気を出すけど、ついてこられるかしら?」
「………………」
カー
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