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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
〜武術大会・2回戦〜後篇
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丈夫そうだね。」

エヴリーヌはリフィアが見せた護符――癒しの女神(イーリュン)の力の一部が封じられている聖なる護符――イーリュンの息吹を見て、納得した。



〜グランアリーナ・選手控室〜



「おめでとう、プリネ!」

「まさか仮面の隊長にまで勝つなんて……正直、驚いたよ。」

アリーナから戻って来たプリネにエステルとヨシュアは称賛の言葉を贈った。

「フフ、ありがとうございます。………みんな、御苦労さま。次の試合は私一人で挑みますから、戻ってもらって大丈夫です。」

「そっか。……実は今の戦いで結構疲れちゃったんだよね………がんばってね、プリネ!」

「例え相手がカーリアン様とはいえ…………今はプリネ様の勝利を………祈っています………」

「…………後は貴女に任せますわ。その代り、無様な戦いをしたら許しませんからね?」

プリネの言葉に頷いたペルル達はそれぞれプリネに応援の言葉を贈った後、光となってプリネの身体に戻った。

「え……プリネ、もしかして次は1人で戦うの!?」

使い魔達を戻した事を見たエステルは驚いて、尋ねた。

「はい。ペルル達も疲れていたようですし、無理はさせられません。」

「フム。貴女自身はどうなんだい、レディ。先ほどの戦い、ほとんど余裕が見られなかったようだが……」

「そうだな。体力もそうだが、魔力?だったか。それもかなり使ったんじゃないのか?」

オリビエとジンはプリネとロランスの戦いを思い出し、プリネ自身の状態を尋ねた。

「ジンさんはともかく……まさかアンタがその事に気付くなんて………なんとなく答えがわかるけど、なんでわかったの?」

エステルはオリビエをジト目で見ながら、オリビエがプリネの状態を言いあてた理由を尋ねた。

「ハッハッハ!このオリビエにかかれば、女性の事は何でもお見通しさ!」

「やっぱりか……」

「予想通りの答えだね………」

得意げに語るオリビエを見て、エステルとヨシュアは呆れて溜息を吐いた。



「フフ………大丈夫ですよ。ホテルの部屋を出る際、リフィアお姉様からこれを渡されましたから。」

エステル達とオリビエのやり取りに微笑んだプリネは懐からイーリュンの息吹を出した。

「何ソレ??」

「護符のようだけど………イーリュン教の紋章が入っているね。」

エステルとヨシュアは初めて見る道具に首を傾げた。

「まあ、すぐにわかります。」

そしてプリネはイーリュンの息吹を天井に向けて掲げた。すると護符が光を発し、プリネに癒しの光を纏わせて消えた。

「よし。……これで体力、魔力共に万全です。」

「へっ!?ねえ、プリネ
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