〜武術大会・2回戦〜中篇
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見始めた。
一方、特務兵達と戦っていたペルル達は決死の覚悟で襲いかかって来る特務兵達相手に多少手こずったが、対するペルル達はみなそれぞれディル・リフィーナの英傑達と共に歴史に語られる激しい戦いを生き抜いて来た精霊や使い魔。だんだんと特務兵達を押し始めて来た。
「超・ねこ、パ〜ンチ!!」
「………貫け…………水刃!」
「ハァッ!」
ペルルは翼でクラフトを、マーリオンは魔力の水でできた刃を、フィニリィは槍による斬撃を地に這わせると共に雷を宿らせるクラフト――雷波走りを特務兵達に向けて放った!
「ぐっ!?」
「ギャアッ!?」
「ぐあっ!?」
いつもより激しい動きをしたため、体力が低下し、疲弊した特務兵達はペルル達のクラフトを避けれず、受けてしまい、悲鳴を上げた。
「さ〜て!久しぶりに使っちゃうよ!……これで………どう♪」
「「「!!」」」
ペルルが放った魔術――淫魔の魅惑を受けてしまった特務兵達は正気を失くし、同士討ちを始めた。
「貴女、性魔術が使えたのですか。…………まあ、そのお気楽な性格は睡魔族とたいして変わりませんから、使えても可笑しくありませんわね。」
「ちょっと〜!それ、褒めてるの!?」
フィニリィの言葉にペルルは怒って、フィニリィを睨んだ。
「あの………敵が混乱している今が………好機なのでは………」
「おっと、そうだね。速くやっつけて、プリネを援護しないと!」
「そうですわね。さっさと決めますわよ!」
マーリオンの言葉に頷いたペルルとフィニリィはそれぞれ攻撃の構えや魔術の詠唱を始めた。
「行っくよ………それぇっ!!」
「「「ぐぎゃっ!?」」」
体全体を回転させて突進するクラフト――”恐怖の逆ごろごろ”を受けた特務兵達は悲鳴をあげた。
「出でよ……荒ぶる水……!溺水……!」
「「「ガハッ!?」」」
そこにマーリオンの魔術が発動し、特務兵達の真上から滝のような大量の水が発生し、男を地面に叩きつけた!
「私の最高の魔術、ご覧あれ!……超越せし純粋よ、今ここに集い、我が仇名す愚か者達に滅びの鐘を奏でよっ!!…………ルン=アウエラ!!」
「「「ガァァァァァァ!!!???」」」
止めに放ったフィニリィが使える最強の魔術であり、純粋属性の中でも最高峰の一つに数えられる超越した爆発――ルン=アウエラはアリーナ全体を響き渡せる大爆音を響かせ、特務兵達に断末魔をあげさせた。そして煙が晴れると焼け焦げ、体から煙が出ている特務兵達がピクリともせず、倒れていた。
「ウフフフフ!私が本気を出せば、こんなもんですわ!!」
魔術が命中した事を確認したフ
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