〜武術大会・2回戦〜前篇
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ったようね。エステルちゃん!」
味方全員やられた原因の全てがエステルの魔術から始まった事を悟ったアネラスは刀を構えて、エステルに言った。
「あはは…………まあ、アネラスさん達があたしが魔術を使えるのを知らなかったから仕方ないわよ。」
「フフ、まあそれもあるね。……でも、やられっぱなしでは先輩として黙っていられないよ!行くよ、剣技―――八葉滅殺ッ!」
アネラスは強烈な連撃のクラフト――八葉滅殺をエステルに放った!
「まだまだまだまだまだまだぁっ!」
「くっ………」
強烈な連撃をエステルは棒で防ぎながら、反撃の機会を窺った。
「とどめっ!」
(今!!)
連撃が終わり、飛び上がったアネラスを見てエステルは攻撃の構えをした。そしてアネラスの落ちてくる速度を利用した攻撃を回避した。
「えっ、嘘………」
とっておきの一撃が回避された事にアネラスは驚いた。
「これで決めるっ!桜花!無双撃!はぁぁぁぁぁぁぁぁ!せぃ、やっ!たぁぁぁ!!」
「あうっ!?きゅう〜………」
そしてエステルのSクラフトを受けて、アネラスも戦闘不能になった。
「勝負あり!蒼の組、ジンチームの勝ち!」
そして審判はクルツ達の状態を見て、エステル達の勝利を宣言した!
〜グランアリーナ・観客席〜
「やったーーー!!また、ママ達が勝った!!」
エステル達の勝利にミントは大喜びをした。
「カルナさん達に勝つなんて凄いね、エステルさん達。」
エステル達の強さに頷いたツーヤは真剣な表情で空を見ているリフィアとエヴリーヌに気付いた。
(………エヴリーヌ、気付いているか?)
(ん。この気配は”天使”だね。しかも結構力のある奴だね。……なんで、この世界にいるのかな?)
(ああ。………!どうやら行ったようだな。何をしに来たのだ??)
2人は天使が何をしに来たのかわからず、揃って首を傾げていた。
「あの………どうかしたんですか?」
「ん?ああ。プリネ達の相手の事を考えると………な。」
「残っているのはエヴリーヌ達に勝ったあいつとあの変な仮面を被った隊長のチームだけだからね。」
「あ…………」
話を誤魔化すリフィアとエヴリーヌの言葉にツーヤはプリネ達の相手が簡単に勝てない事を悟った。
「そんな顔をするな。カーリアンはともかく、情報部相手ならプリネ達の敵ではない!」
「ん。エヴリーヌやお兄ちゃん達が一杯鍛えてあげたから、大丈夫だよ。」
心配そうな顔をしているツーヤにリフィアとエヴリーヌは元気づけた。
「ツーヤちゃん。ツーヤちゃんがそんな顔をして
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