第二十七話 デートじゃないのにその十四
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すね」
「よく知ってるわね」
驚きました。ぼっかけカレー知ってるなんて。
「そこまで」
「親戚そっちにいますんで」
「親戚の人が長田におられるの」
「ええ、そうですよ」
素っ気無く答えてきました。
「美味しいですよね、あれ」
「まあね。そうなの、親戚の人が長田に」
凄く意外なことでした。そういえば私阿波野君のことをまだ何も知りません。それでついついこっちから話を切り出してしまいました。
「ちょっと聞きたいけれど」
「何ですか?」
「まずは商店街歩かない?一緒に」
「ええ、いいですよ」
こうして話に入りました。けれどこれが迂闊で。後で困ったことになってしまうことにこの時は全く気付いていませんでした。不覚でした。
第二十七話 完
2008・10・22
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