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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第77話
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事に関しては私も同感です。)
ユーシスの指摘にリィンは表情を引き攣らせ、ベルフェゴールとリザイラはそれぞれ興味ありげな表情をし
「た、確かに言われてみればそうだよね……?」
「加えて二人とも見目麗しい女性だし、セレーネも幼い今でこれだけ可愛いんだから、成長したら間違いなく凄い美人の女性になるだろうな。」
エリオットとマキアスはそれぞれ苦笑しながらリィンを見つめた。
「(ここでまた
恋敵
(
ライバル
)
が増えるとか、本当にどうなってんのよ、リィンの女運は……!)…………」
「な、何でそこで俺を睨むんだよ?俺、アリサを怒らせるような事を何かしたか?」
アリサにギロリと睨まれたリィンは戸惑い
「べ、別に、睨んでなんかいないし、怒ってもいないわよ!」
顔を赤くしてリィンから視線を逸らして答えたアリサの言葉を聞いたその場にいる全員は冷や汗をかいて呆れた。するとその時鐘の音が聞こえて来た。
「”ヘイムダルの鐘”か……」
「……荘厳な響きだな。」
「さすがにオスト地区で聞こえるのとは違うな……」
「これが5時の鐘……そろそろ約束の時間だけど。」
鐘の音を聞いたリィンが考え込んだその時
「兄様……?」
正門が開き、制服を身に纏うエリスがリィン達を不思議そうな表情で見つめた。
「エリス、どうして……!って、ここに通ってるんだし別におかしくはないか。」
「え、ええ……Z組の皆さんもお揃いみたいですけど……」
リィンの言葉に頷いたエリスは戸惑いの表情でアリサ達を見回した。
「ふふ、一週間ぶりかしら。」
「えへへ……ちょっと事情があるんだけど。」
「……ちょっと待ってください。兄様たち、ひょっとして……5時過ぎにいらっしゃるという11名様のお客様―――でしょうか?」
「ああ、確かにZ組全員でちょうど11名になるけど……って、ええっ!?」
エリスに問いかけられたリィンは頷いた後ある事に気付いて驚き
「あの、それでは……私達に用事があるというのはエリスさんなのでしょうか?」
「いえ……わたくしの知り合いです。ああもう……!本当に悪戯好きというか……いきなりこんな不意打ちをしてくるなんて……!」
エマの質問に答えたエリスは呆れた表情でリィン達から視線を逸らした後頬を赤らめた。
「えっと、エリス?」
「失礼しました。トールズ士官学院・Z組の皆様。―――ようこそ、”聖アストライア女学院”へ。それでは案内させて頂きます。」
「あ、ああ。えっと……それで悪いんだけどこの娘―――セレーネも一緒に案内してもらってもいいか?少し事情があって、俺達と一
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