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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第76話
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「ふう……さすがに疲れたな。”怪盗B”……ふざけた輩がいたものだ。」

「ドヤ顔で見てたかと思うとちょっとむかつく。」

「今度会った時はお仕置きをしないといけませんね!」

ラウラの言葉にフィーはジト目で頷き、セレーネは真剣な表情で言った。

「うーん、帝都では結構知られている名前なんだけど……」

「前々から胡散臭いとは思っていたがここまで悪ふざけが過ぎるとはな……」

「………………」

エリオットとマキアスが話し合っている中、リィンは真剣な表情で考え込んでいた。



「あれ……リィン、どうしたの?」

「いや……考えてみたら凄まじいほどの技術だと思ってさ。あんな大仕掛けに変装まで……常識外れの能力を持つのは確かだ。それこそ武術における”達人”と言っていいくらいの。」

「それは……」

「……確かに。」

「……まあ、武術が”達人”クラスであるのは間違いないですね。何せ彼は”執行者(レギオン)”なのですから。」

リィンの推測にラウラとフィーが真剣な表情で頷いている中、ツーヤは静かな表情で言った。



「お姉様?」

「その”執行者(レギオン)”って言うのは何なんだ?」

ツーヤの言葉が気になったセレーネとマキアスは首を傾げ

「”執行者(レギオン)”……へえ、”怪盗B”って”身喰らう(ウロボロス)”に所属しているんだ。確かに”執行者(レギオン)”なら、”達人”クラスと言ってもおかしくないね。」

フィーは目を丸くした後納得した表情をした。



「ウ、”身喰らう(ウロボロス)”って……」

「昨夜聞かせてもらった”リベールの異変”を起こした裏組織か。」

フィーの呟いた言葉を聞いたエリオットは驚き、ラウラは真剣な表情でフィーを見つめた。

「ん。その”身喰らう(ウロボロス)”に所属している”執行者(レギオン)”と呼ばれている者達は全員”達人”クラスの使い手って噂は聞いている。ツーヤは”怪盗B”の事を知っているようだけど。」

「ええ……直に会ったのはバリアハートが初めてですけどね。―――執行者No.]”怪盗紳士”ブルブラン。”リベールの異変”にも関わった”執行者(レギオン)”です。」

フィーに視線を向けられたツーヤは真剣な表情で答えた。



「”リベールの異変”を起こした裏組織の執行者No.]”怪盗紳士”…………あの”怪盗B”が……」

「番号があるという事は、その”執行者(レギオン)”は最低でも10人はいるのか?」

ツーヤの説明を聞いたエリオットは呆け、リィンは尋ねた。

「ええ、ヨシュアさんやレーヴェさんが知る限りでは十数名はいるそうです。」

「へ…………
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