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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第76話
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て。ブルブラン男爵―――いや、怪盗B!」

「なんだって……!?」

「ふむ……」

「まさか……!?」

そしてリィンが運転士を睨んで宣言し、リィンの宣言を聞いたマキアス達が驚いたその時

「フフ、フフフフ……ハハ、ハーハッハッハッハ!」

なんと運転士が高笑いをして指を鳴らすと運転士の姿は一瞬で仮面をつけた”怪盗ブルブラン”へと変わった!



「これだから……これだから青い果実はたまらない。」

「さっきの男爵……?それに、その仮面って……」

「間違いない。怪盗Bの仮面だ……!」

「ええっ!?じゃ、じゃあ本当にこの方が……!」

見覚えのある仮面を見て驚いているエリオットとマキアスの言葉を聞いたセレーネは驚きの表情でブルブランを見つめた。



「改めて―――”怪盗B”こと『怪盗紳士ブルブラン』という。ブルブラン男爵は、あくまで仮初の姿に過ぎない。ちなみに……いつから見破っていた?」

ブルブランは大げさに頭を下げて会釈をした後興味ありげな表情でリィンを見つめた。

「見破るもなにも……わざわざクリスタルガーデンで姿を現したくらいだ。あなた自身、本気で正体を隠そうとしていなかっただろう。変装に関しては、見事としか言いようがないけど……これまでの行動パターンを考えるとこの辺りでもう一度、様子を見に来るんじゃないかと思ってね。」

「フフ、なるほど―――いい読みだ。」

(なんでこの鋭さが恋愛方面に発揮されないんでしょうね♪)

リィンの説明を聞いたブルブランは感心し、ベルフェゴールはからかいの表情になった。

(ふふふ、何を言っているのです?鈍感だからこそ、ご主人様は無意識で麗しい女性達を惹きつける事ができるのですよ。)

(なるほどね♪)

そしてリザイラの推測を聞いたベルフェゴールは口元に笑みを浮かべた。



「でも、一体どうしてこんなことを……」

「……もしかしてエステルさん達を試したように、今度はあたし達を試したかったんですか?」

「フフ、知りたいかね?」

エリオットとツーヤの疑問を聞いたブルブランは髪をかきあげて問いかけたが

「いや―――これ以上、ここであなたと話すつもりはない。」

「とりあえず泥棒は泥棒。」

「ああ、我らから逃げられると思わぬことだ。」

「え、えっと……大人しく捕まってください!」

リィン達はブルブランを拘束するつもりで身構えた。



「フフ、威勢のよいことだ。」

リィン達の様子を見たブルブランが静かな笑みを浮かべたその時ブルブランはまるで瞬間移動をしたかのようにその場から消えて、別の場所に現れた!

「な!?」

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