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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第75話
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ければなりませんので失礼します。」

「おい、エリゼ!?」

そしてエリゼはリィン達に会釈をした後、リフィア達が去った方向に向かって走り去った。



「な、何だったんだ今のは……?エリゼの様子がいつもと比べるとおかしかったし……」

「それにエリゼの口から何やら物騒な言葉も出てきたが……」

「”確保”、って言ってたよね?とても専属メイド長が仕えている主に対して言う言葉とは思えないんだけど。」

エリゼが去るとリィンとラウラは戸惑い、フィーは呆れた表情で呟いた。

「ね、ねえ……それよりリフィア殿下が帝都にお忍びで来ているなんて、大変な事だと思うんだけど……」

「ああ……もし殿下の身に何かあれば、国際問題へと発展してしまうぞ……!」

不安そうな表情で呟いたエリオットの言葉を聞いたマキアスは表情を引き攣らせたが

「―――リフィア殿下達の事は別に気にしなくていいと思いますよ?ああいう事は日常茶飯事ですから。」

「に、日常茶飯事って……」

「……このような事はよくあるのか?」

疲れた表情で答えたツーヤの話を聞いたエリオットは表情を引き攣らせ、ラウラは戸惑いの表情で尋ねた。



「ええ。それより”紅蓮の小冠”の捜索に戻りましょう。リフィア殿下達の身の危険は心配する必要ないですし、既にエリゼさんが動いているから大丈夫でしょう。」

「え、えっと、ツーヤさん。何故エリゼが動いていれば、大丈夫と確信できるんだ?」

ツーヤの言葉を聞いたリィンは冷や汗をかいて尋ね

「話に聞く所、エリゼさんは城から抜け出したリフィア殿下を何度も見つけては”回収”して城に連れ戻しているそうですし、リフィア殿下のお目付け役としてリウイ陛下やシルヴァン陛下からも信頼されているそうですから。」

「ええっ!?エ、エリゼが!?」

「ほう……」

「さすがスーパーメイドだね。」

「まあ……わたくし、そのような凄いメイドの方は今まで見た事がありませんわ。」

ツーヤの説明を聞いたリィンは驚き、ラウラとフィーは感心し、セレーネは目を丸くし

「ま、まあツーヤがそこまで言うなら、僕達は”紅蓮の小冠”の捜索に戻ろうか。」

「そ、そうだね。」

無理矢理話を戻したマキアスの提案にエリオットは頷いた。



その後リィン達は再び怪盗Bによる謎かけの解読を再開した。
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