4部分:第四章
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は私よ」
こう来た。
「で、あんたは食べるだけ」
「全然逆じゃない、実際と」
ここまで話を聞いてその大きな目をむっとさせた。
「私が作ってお姉ちゃんが食べるんだから」
「わかったわね。じゃああんたトルコ料理の特訓ね」
「私トルコ料理作ったことないんだけれど」
「けれどあんた料理部じゃない」
彼女は学校では料理部に所属しているのである。作って食べるのが好きだから所属している。それは中学校から続けているものである。
「だったらできるわよね。反論は許さないわよ」
「いつも通りなのね」
「そう、いつも通り」
実にわかりやすい言葉であった。
「わかったわね」
「はあい」
嫌々姉の言葉に頷く。
「わかったわ。それじゃあ」
「失敗した時はわかってるわね」
「わかってるわよ」
ふてくされた顔で応える。
「罰ゲームよね」
「今度は巨人グッズに身を包んで甲子園の一塁側で試合の最初から最後まで応援してもらうわよ」
「私巨人大嫌いなんだけれど」
「安心しなさい、私も大嫌いよ」
二人共このことは一致していたりする。
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