第84話
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三鳥!」
「そ、そんなに出たかったのか……。まあ、優勝できると決まったわけじゃないけど……。僕達の手で、依頼を達成できる可能性が出てきたのは嬉しいな。」
「依頼というと、女王陛下に会う事ですか?」
エステルとヨシュアの言葉から察したプリネは尋ねた。
「うん!女王様に博士から頼ま……モガ。」
プリネに尋ねられたエステルにヨシュアは両手でエステルの口を塞いだ。
(ちょっと、何するのよ〜!)
口を抑えられたエステルは抗議するように、ヨシュアを睨んだ。
(エステル、ここにいるのは僕達だけじゃないよ。)
(あ!)
ヨシュアに言われたエステルはカーリアンを見て、ヨシュアを睨むのをやめた。
「わざわざ私に秘密にしなくても大丈夫よ。大体の事情はプリネ達から聞いたし、リウイから今のリベールの状況も聞いていて、知っているから。」
「あ、そうなんだ。」
「相談もなく事情を説明してしまって、すみません……せっかくカーリアン様がいらっしゃるのですから、今の状況が何とかならないかと思ったんです。」
プリネは申し訳なさそうな表情でエステルに謝った。
「大丈夫、問題ないわ!……そう言えば自己紹介がまだで……えっと……いいんですよね?」
エステルはカーリアンの身分を思い出して、言い直した。
「別に私の事も呼び捨てで呼んで貰って構わないわよ?第一あなた確か、リウイの事も呼び捨てにしているんでしょ?だから私の事も気軽に呼んでくれていいわ♪」
「あ、そうなの?あたし、エステル・ブライト!」
「ヨシュア・ブライトです。よろしくお願いします。」
「ミントだよ!」
「……プリネ様に仕えているツーヤと申します。」
カーリアンに言われ、エステルはすぐに気楽な態度で接し、ヨシュア達も自己紹介をした。
「カーリアンよ♪それで貴女がペテレーネが嬉しそうに話していたツーヤね。」
「え……あたしの事、ご存じなのですか?」
カーリアンの言葉に驚いたツーヤは尋ねた。
「ええ。学園祭に行った時の土産話に貴女の事をペテレーネが嬉しそうに話していたわ。プリネを慕う娘がいるって。それにしてもリウイったら酷いのよ!?プリネが参加している劇なんて面白い出来事を、この私に何も言わずに行ったんだから!もし、知っていたらついて行ったのに!」
「カーリアンを連れて行ったら、やっかいな事を仕出かすと思って、リウイは言わなかっただけだと余は思うぞ?」
「なんですって〜!?いっつも私達に迷惑かけているアンタにだけは言われたくないわ!」
カーリアンはリフィアに近付いて、リフィアの頭をグリグリした。
「い、痛い、痛い!痛い
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