第84話
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「おめでとー!リフィアさん達、凄くカッコよかったよ!」
「フフ……2人とも、ありがとう。」
「うむ!余達にとって予選突破は当然だが、お前達の祝福はありがたく受け取っておこう!」
ツーヤとミントのお祝いの言葉を聞き、プリネは微笑み、リフィアは胸を張って答えた。
「………………」
「ん?アネラス、その子達をじっと見ているようだけど……どうしたんだい?」
カルナはアネラスがミントとツーヤを凝視している事に気付いた。
「可愛い!」
「ほえっ!?」
「えっと……?」
そしていきなりミントとツーヤを抱きしめた。
「ハァ……また悪い癖が出たか………」
「ハハ……まあ、これがアネラスだぜ?」
事情がわかっているクルツは溜息を吐き、クルツの言葉にグラッツは苦笑しながら答えた。
「人形みたいな可愛さに対照的な髪の色や瞳の色………あ〜ん、セットでエヴリーヌちゃんといっしょにお持ち帰りしたいわ〜!新人君達!この子達、持って帰っていいかな!?」
「ダ、ダメよ〜!」
「嫌。」
「あの………これは一体……?」
アネラスの言葉に逸早く反応したエステルは反対し、エヴリーヌははっきり断り、ヨシュアはクルツ達に尋ねた。
「アネラスは可愛いものに弱くてな……普段人形とか買いあさってるんだが、年下の女の子を見ると、たまにあんな事になるんだ。」
ヨシュアの疑問にグラッツは苦笑した後、事情を話した。
「そうだよ!可愛いことは正義だもん!可愛く着飾った年下の女の子に勝るものなし!」
そしてアネラスはミント達を抱きしめるのをやめた後、その場から立って強く主張した。
「あ、あはは……」
アネラスの主張を聞いたエステルは苦笑した。
「そう言えば……先ほど団体戦になって戸惑ったとおっしゃっていましたが、元々団体戦ではなかったのですか?」
プリネはクルツの言葉を思い出して、尋ねた。
「ああ。例年の武術大会は元々1対1の個人戦なんだ。………そちらの方は毎年出場しているから、今回の大会は異例であると気付いていると思うよ。」
プリネの疑問にクルツは答えた後、カーリアンを見た。
「ええ。私はこっちの世界に来てから毎年この大会に参加しているからわかるわ。今までの大会は個人戦だったしね。まあ、相手が何人増えても私の敵じゃないんだけどね〜♪むしろ、面白くなって来るから私にとっては今回の大会は楽しませて貰えそうで何よりよ♪」
そう言ったカーリアンは一瞬エステルを見た後、クルツ達を好戦的な目で見て言った。
「ハハ……お互い当たった時はお手柔らかにお願いします。」
カーリアンの言葉を聞い
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