〜武術大会・予選〜
[5/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いプリネまで出場している事にエステルは驚き、ヨシュアは自分達の知り合いばかりが出ている大会になる事に苦笑した。
「これより武術大会、予選第7試合を行います。両チーム、開始位置についてください。」
審判の言葉に頷いた両チームは今までと同じように開始位置についた。
「双方、構え!」
両チームはそれぞれ武器を構えた。
「勝負始め!」
そしてプリネ達と兵士達は試合を始めた!
「先の試合でやられた仲間達の思いを組むためにも、メンフィル帝国に我等王国正規軍魂を見せてやれ!突撃!」
「「「イエス、サー!!」」」
隊長の言葉に力強く返事した兵士達は武器を構えて、プリネ達に突撃して来た。
「もう………お姉様達ったら、やりすぎですよ………」
隊長の言葉を聞いたプリネは溜息を吐いた後、気を取り直して迎撃の構えをした。
「全員、迎撃態勢!各個撃破で勝負を決めますよ!」
「了解……しました……!」
「うん!」
「フフ……私の魔術に翻弄されるがいいわ!」
プリネの号令にマーリオン達は頷いた後、それぞれ突撃してくる兵士達に向かって行った。
「喰らえっ!」
兵士の一人はマーリオンに向かって銃剣を突きだしたが
「……無駄です。」
「なっ!?」
マーリオンが自分の目の前に出した水の結界に阻まれて攻撃できなかった。
「水よ………」
そこにマーリオンは魔術――連続水弾を兵士に向けて放った!
「ゲフ!?グハァ!?」
マーリオンの魔術をまともに喰らった兵士は自分達がいた開始位置のところまで吹き飛ばされた。
「終わりです………溺水……!」
「グッ!?…………」
そしてマーリオンが止めに放った魔術を受けて、兵士は上から滝のように落ちて来た水に叩きつけられた後、立ち上がらなくなった。
「敵、撃破……です。」
「「そこだっ!」」
「おっと!」
「無駄ですわ!」
2人の兵士はそれぞれペルルとフィニリィを攻撃したが、ペルルには回避され、フィニリィには槍で防がれた。
「今度はこっちの番だよ!超・ねこパ〜ンチ!」
「グギャッ!?……ガッ!?………」
ペルルが放ったクラフトを受けた兵士はペルルのクラフトの威力のせいか、壁まで吹き飛ばされて、壁に当たってずるずるとその場に蹲って立ち上がらなくなった。
「あっちゃ〜……最高の威力が出ちゃったみたいだね……ごめんね!」
ペルルは威力がバラバラなクラフトがたまたま最高の威力を出してしまった事に気付いて、蹲っている兵士に頭を軽く下げて謝罪した。
「ウフフフフ…………
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ