〜武術大会・予選〜
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たのが残念だったな!エヴリーヌ!」
「オッケー!久しぶりにやっちゃおうか、キャハッ♪」
リフィアの言葉に頷いたエヴリーヌは弓を虚空にしまい両手を掲げ詠唱を開始した。またリフィアもエヴリーヌと同じように詠唱を始めた。
「「……我等に眠る”魔”の力よ、我等に逆らう者達に滅びを!………血の粛清!!」」
「「「「グワァァァァ!?」」」」
リフィアとエヴリーヌが協力して放った魔術は兵士達の上空から魔力でできた槍が雨のように降り注ぎ、それに命中した兵士達は断末魔を上げた後、倒れた。
「死なぬよう、手加減はしてある。安心せよ!」
「エステル達との旅のお陰で昔と比べてかなり手加減できるようになったから、リウイお兄ちゃんに『成長したな』って褒めてもらえるかな?キャハッ♪」
倒れて、ピクリともしない兵士達にリフィアやエヴリーヌはそれぞれ勝ち誇った笑みで言った。
「しょ、勝負あり!紅の組、リフィアペアの勝ち!救急部隊!今すぐ来てくれ!」
「オオオオォォォォォォォォ!!!」
観客達は見た目とは裏腹に圧倒的な強さを見せたリフィア達に驚愕した。ピクリともしない兵士達を見て審判は驚いた後、リフィアの勝ちを宣言した後、ピクリともしない兵士達をすぐに治療しないとまずいと思い、救急部隊を呼んだ。
そして救急部隊がやって来て、担架に一人一人乗せて、医務室に運んで行った。
「す、凄っ………!」
「リフィア達の魔術は手加減してもすさまじい威力とはわかっていたけど、今のは今まで見た魔術でも最高の威力だな………」
「ふえ〜………ミント達もがんばらないとね、ツーヤちゃん!」
「うん。(あれがあたしが目指すべき領域………ご主人様のお傍にいるためにも今まで以上にがんばらないと!)」
リフィア達が見せた魔術にエステルやヨシュアは驚き、ミントははしゃぎ、ツーヤは決意の表情でリフィア達を見ていた。
そして次の試合の組み合わせのアナウンスが入った。
「……続きまして、これより第7試合を始めます。南、蒼の組。王国軍正規軍所属、第〜部隊所属。〜以下4名のチーム!」
今までのように片方の門より、また王国軍の兵士達が現れた。
「北、紅の組。異世界の国、メンフィル帝国出身。旅人プリネ選手以下4名のチーム!」
もう片方の門からはなんと、マーリオン、ペルル、フィニリィと共にプリネが現れた。
「あ!プリネさんだ!」
「ご、ご主人様!?」
プリネの登場にミントは声を上げ、ツーヤは驚いた。
「嘘!?プリネまで出場していたの!?」
「ハハ……顔見知りばかりの大会になってしまいそうだね………」
争いごとがあまり好きそうでな
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