〜武術大会・予選〜
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の組、クルツチームの勝ち!」
「やったあああーーっ!すごいわ、カルナさんたち!」
「凄っごいいーーっ!カルナさん達って、凄く強いね、ツーヤちゃん!」
「うん。それにほかの遊撃士の人達も凄く強いね。遊撃士の人達の動きはとても参考になるよ。」
「うん、いい勝負だったね。軍人たちもいい動きだったけど連携攻撃と役割分担の上手さで遊撃士チームには及ばなかったな。」
試合がクルツ達の勝利で終わった事にエステル達が興奮しているところ、また司会の声が聞こえて来た。
「……続きまして、これより第5試合を始めます。南、蒼の組。チーム『レイヴン』所属。ベルフ選手以下4名のチーム!」
片方の門からかつてルーアンで操られていた不良集団――レイヴンの下っ端達が現れた。
「あ、あの連中!?」
「ルーアンの倉庫街にいた不良グループのメンバーだね。なるほど、普通の民間人にも開かれている大会なのか……」
「はあ、場違いもいいとこだわ……。戦闘や武術のプロが集まっているのにあんな連中が敵うわけないじゃない」
「なんか複雑な気持ちだね、ミントちゃん………ルーアンに住んでいた人達が出場したのは嬉しいけど、よりにもよってあの人達だなんて………」
「うん………確かクラムに酷い事をしようとしていた人達なんだよね?ミント、そんな人達は応援できないよ……」
レイヴンの登場にエステルは溜息を吐き、ヨシュアは驚き、ツーヤやミントは複雑そうな表情をした。
「北、紅の組。隣国、カルバード共和国出身。武術家ジン選手以下1名のチーム!」
「ジ、ジンさん!?」
「また知り合いか……。世間は狭いって感じだね。でも、1人で出場なんてさすがに不利だと思うけど……」
「確かに……。いくら相手がチンピラでも囲まれちゃったらマズイかも。」
アガットを助けるための薬の原料をとりに行く時、手伝ってくれた遊撃士――ジンの登場にエステル達は驚き、また1人で出場している事に驚いた。その時、司会の説明が聞こえて来た。
「ジン選手は今回の予選でメンバーが揃わなかったため1名のみでの出場となります。著しく不利な条件ではありますが本人の強い希望もあったため今回の試合が成立した次第です。みなさま、どうかご了承ください。」
「これより武術大会、予選第5試合を行います。両チーム、開始位置についてください。」
審判の言葉に頷いた両チームは開始位置についた。
「双方、構え!」
両チームはそれぞれ武器を構えた。
「勝負始め!」
そしてジンとレイヴンの下っ端達は試合を始めた!
「「「「オラァッ!!」」」」
レイヴン達は同時に襲ってきたが、ジンは余裕の笑み
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