第83話
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正遊撃士ってやつなの?」
リフィアは去って行ったクルツ達を評価し、エヴリーヌはクルツ達がつけていた遊撃士の紋章がエステルとヨシュアがつけている紋章と形が異なる事に気付いて、尋ねた。
「そうだよ……。それにしてもみんな凄腕みたいだね。出場するとか言ってたからひょっとして……」
エヴリーヌの疑問に頷いたヨシュアが言いかけた所をエルナンが続けた。
「ええ、お察しの通りですよ。彼らはこれから武術大会の予選に出るんです」
「へ〜っ……って。す、すみません!あたし、ツァイス支部から来たエステル・ブライトっていいます。」
「同じく、ヨシュア・ブライトです。」
「ミントです!よろしくお願いします!」
「あたしはツーヤと申します。精一杯がんばるのでよろしくお願いします。」
「余の名はリフィア!余が来たからには大船に乗った気分でいるがいい!」
「私………エヴリーヌ。よろしく。」
「プリネと申します。お姉様共々よろしくお願いします。」
エルナンにエステル達はそれぞれ自己紹介をした。
「私はエルナン。グランセル支部を任されています。キリカさんから連絡を頂いたのであなたたちの来訪は知っていました。早速ですが、転属手続をしていただけますか?」
「はい、わかりました。」
そしてエステル達は転属手続きの書類にサインをした。
「はい、結構です。遊撃士協会、グランセル支部にようこそ。個人的に、あなた達が来るのをとても楽しみにしていたんですよ。たしか、カシウスさんのお子さんたちなんですよね?」
「あ、うん、そうだけど……。やっぱりエルナンさんも父さんの知り合いなのよね?」
「ええ、カシウスさんにはいつもお世話になっています。聞いた話ですと、旅に出たきりお戻りになっていないそうですが?」
エステルの疑問に頷いたエルナンは逆に尋ねた。
「うん……。しばらく留守にするって手紙はあったんだけど……」
「具体的に、どこに行くかは書かれていなかったんです。ロレントからツァイスまで一通り回ってみたんですけど父の消息は分かりませんでした」
「ふむ、そうなると国内にはいない可能性が高そうですね。しかし、参ったな……。現在、軍のテロ対策で王都で遊撃士のメンバーが活動しにくくなっているんです。キリカさんから聞いた件に対策するためにもできればカシウスさんと連絡が取りたかったんですが………そういえばリフィアさん。貴女達にも尋ねたい事があるのですがよろしいでしょうか?」
カシウスと連絡が取れない事に溜息を吐いた後、リフィア達を見た。
「ふむ。何を聞きたいのだ?」
エルナンの言葉にリフィアは首を傾げて、尋ねた。
「…………皇女
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