暁 〜小説投稿サイト〜
銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
第六十三話 ベーネミュンデ事件(その3)
[4/4]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
すね。そのほうが良いでしょう」
リヒテンラーデ侯の心配はもっともだ。
「卿、頼めるかの」
「……承知しました」
仕方ない、グレーザーではこちらの頼みを聞いてもらったからな。
「それと、噂が流れた後の調査じゃが、卿に頼みたい」
「小官ですか」
ちょっとそれは待て。過重労働だ。
「加減が難しい役じゃからの」
「そんな役は小官には無理です」
そう、無理だ。
「卿はいいのじゃ」
「?」
「卿は怖いからの。卿にふざけたことを言う者はおるまい」
御老人、そんなに嬉しそうに言う事は無いだろう。大体俺ってそんなに怖いのか? 皆誤解していないか?
「……」
「先日のローエングリンでもブラスターで脅したそうじゃの、死ぬか不敬罪か選べと」
いや、あれはちょっと虫の居所が悪かっただけで……。
「……」
「フッフッフッ、頼むぞ」
俺は上司運に恵まれない、つくづく恵まれない。大体怖いと思ってるならなんでそんなにニヤニヤしてるんだ。
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ