1部分:第一章
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「まあそうね」
「そうじゃない人もいるけれど」
限定であるが確かにその通りであった。
「そういう人を事前に見抜いてよ。先回りして罠を張っておいて」
「そこを見計らって助けるっていうの?」
「何かそれできたら凄いわよ」
「そうよ、凄い悪女なのよ」
このことをまた話すのであった。
「私に対してだって」
「あんたにも?」
「あの参考書何だったと思うの?東大の赤本よ」
つまり東大の入試問題集である。
「それに京大と」
「確か優さんって」
「そうよね。八条大学卒業だったわよね」
「法学部のね」
二人はこのことも知っているのだった。未来の姉のことはそうしたところまで知っているのである。ちょっとした追っかけの域にまで達している。
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