第77話
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「まあまあ、エステル。アガットさん、照れ隠しに憎まれ口を言ってるだけだから。」
「プックククク………つっぱている割には中々可愛いところがあるではないか。」
「う、うるせえぞ、てめえら!」
エステルやヨシュア、リフィアにからかわれたアガットは声を上げた。
「クスクス……そうだ!………フィニリィ!」
「私に何の用かしら?」
エステル達とアガットの様子にプリネは笑った後、フィニリィを召喚した。
「私に代わって、エステルさん達に助力してあげて下さい。」
「しょうがありませんわね………ま、この私が助力するのですから、大船に乗った気持ちでいなさい。」
プリネに頼まれたフィニリィは溜息を吐いた後胸を張って、答えた。
「と言う訳で、フィニリィも連れて行って下さい。フィニリィは体も小さいですから、コンテナの中に入る時もそんなに邪魔にならないと思いますし。」
「ありがとう、プリネ!」
「助かるよ。ありがとう、プリネ。」
戦力の補充をしてくれたプリネにエステルやヨシュアはお礼を言った。
「フフ……。話がまとまって何より。そろそろ工房船の準備が済んでいる頃でしょう。準備が済み次第、飛行場に向かうといいわ。」
「うん、わかった!」
「じゃあな、キリカ。軍への対応は任せたぜ。」
「ええ、問い合わせが来ても適当にあしらっておく。女神達の加護を。くれぐれも気を付けて。」
アガットの言葉にキリカは頷いた後、作戦の成功を祈った。
「ミントちゃん、ツーヤちゃん………」
「?どうしたの、ティータちゃん??」
「あたし達に何か言いたい事があるの?」
ティータの言葉にミントやツーヤは首を傾げた。
「あのあの……多分しばらくミントちゃん達には会えないと思うけど……その………それでも、友達でいてくれる?」
「あったり前だよ!ミント達はいつまでも友達だよ!」
「うん、いつかまた会える日を楽しみにしているから、がんばって!」
「えへへ……ありがとう、2人とも!」
ミントとツーヤの応援の言葉にティータは笑顔で答えた。
「よし……話も纏まった事だし、みんな、行くわよ!」
「了解!」
「おう!」
「はいっ!」
「フフ、精霊王女であるこの私の力を存分に見せて差し上げますわ!」
「みなさん、がんばって下さい!」
「必ず博士の奪還を成功して、博士を攫った不届き者達に一泡吹かせてやれ!」
「ん。まあ、エステル達ならやれると思うけどね。」
「みんな、がんばってね!」
「みなさんの無事をご主人様といっしょに祈っています!」
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