第65話
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石二鳥だ。当然僕も付いていくぞ。」
「ソフィ………リオンさん……」
「ま、拘りがあるのはお前だけじゃねえってことだ。抜け駆けはナシにしようぜ。」
「そ、そうだよお兄ちゃん!こーいう時こそみんなで力を合わせなくちゃ!」
「アガットさん、ティータ……。……ありがとう、助かります。その……レンはどうするんだい?間違いなく君の妹―――”殲滅天使”とも対峙する事になるだろうけど。」
仲間達の心強い言葉を聞いたヨシュアは感謝の言葉を言った後複雑そうな表情でレンを見つめて問いかけた。
「うふふ、勿論ついて行くに決まっているでしょう?”犯罪者”にまで成り下がった”偽物の妹”をこらしめて、レンの潔白とレンがユウナとは何の関係もない事を示す絶好の機会だし。」
「レンちゃん…………」
「レン………」
「………やっぱり君も君を憎んでいるユウナと同じようにユウナを憎んでいるのか…………」
レンの答えを聞いたティータは悲しそうな表情をし、エステルとヨシュアは複雑そうな表情をした。
「…………決まりのようだな。遊撃士協会にお願いする。”四輪の塔”の異変の調査と解決をお願いする。これは軍からの正式な依頼だ。」
「うん……分かったわ!」
「しかと引き受けました。」
カシウスの依頼にエステルとヨシュアは力強く頷いた。
「……お祖母様。私に”アルセイユ”を貸していただけませんか?」
「へっ……!?」
「で、殿下!?」
「ほう……?」
「ふふ……確かに一刻を争う事態です。わたくしも”アルセイユ”を提供しようと思いましたが……。そう申し出たということは覚悟が固まったという事ですか?」
クローゼの提案にエステルとユリア大尉は驚き、レイスは興味ありげな表情でクローゼを見つめ、アリシア女王は微笑んだ後、クローゼを見つめて尋ねた。
「いえ……まだです。ですが、船をお返しする時には必ず答えを出すと約束します。」
「ふふ……いいでしょう。リベールの希望の翼、好きなように使ってみなさい」
凛とした表情のクローゼを見たアリシア女王は微笑んで言った。
「ありがとうございます。ユリア大尉、発進の準備を。可及的速やかに”四輪の塔”へ向かいます。」
「承知しました!」
クローゼの指示にユリアが敬礼をし
「……レイシス。クローディアを頼みます。」
「ハッ。この身を盾にしてでも大切な妹……―――いえ、”リベールの未来”を守り抜く所存でありますので、どうかご安心を、祖母上。」
アリシア女王に視線を向けられたレイスは敬礼をした後会釈をしたが
「フフ、決して無理はしないでください。貴方もこれか
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