第64話
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要は、ありません。」
「……それでも僕は感謝しています。そして貴方がアリエッタさんの上司であるイオン神父ですね。初めまして。クーデターの時は陰ながら母さんを守ってくれていたと聞いています。母さんを情報部の魔の手から守っていただき、本当にありがとうございました。」
「フフ、貴方の兄であるルークは僕にとって古い友人ですからね。僕はルークの友人として当然の事をしただけですよ。」
「イオン……」
ヨシュアの感謝の言葉に対して微笑みながら答えたイオンをルークは口元に笑みを浮かべて見つめていた。
「…………そして貴女がエステルの話にあった……―――――え。………………」
真剣な表情でステラに視線を向けたヨシュアだったが、ステラを見つめた瞬間今は亡きカリンと瓜二つの雰囲気を感じた為、呆けた表情でステラを見つめ
「………………(ヨシュア……)」
ステラは何も語らず、仮面越しにヨシュアを見つめていた。
「あ………え、えっと……ステラさん……その……あたし、あの後”グロリアス”って言う”結社”の戦艦に連れて行かれたんだけど……その時にレーヴェと会ってヨシュアのお姉さんの死の真相やヨシュアが”結社”に入った理由とかを教えてもらったわ。」
二人の様子に気づき、ステラが正体を偽っていた事を思い出したエステルは気まずそうな表情でステラに答えた。
「そうですか……レーヴェが……」
「!!??」
するとその時ステラの声を聞いた瞬間ヨシュアは信じられない表情をした。
「……ヨシュアを連れ戻すことができて本当によかったですね、エステルさん。」
「う、うん。えっと……次はステラさんの番ね!あたしがヨシュアを連れ戻すことができたんだから、ステラさんも……その……レーヴェを連れ戻すことが絶対にできると思うわ!」
「フフ、実際にヨシュアを連れ戻すことができたエステルさんに言われると信憑性がありますね。」
一方ヨシュアの様子に気づいていないステラはエステルの言葉を聞いて微笑みを浮かべていた。
「………………………あの。ステラ・プレイスさんでしたよね?貴女は―――――」
そしてその様子を見守っていたヨシュアが決意の表情でステラに話しかけたその時
「失礼します、陛下。」
カシウスが謁見の間に入って来た……………!
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