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英雄伝説〜焔の軌跡〜 リメイク
外伝〜夕陽の約束〜
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付けたシスターだけど。」

「仮面を付けたシスター……?一体どこでその人と知り合ったんだい?」

「えっと……アイナさんから聞いたキリカさんの話だとロレントの昏睡事件の時にルーク兄達に手を貸してくれたそうなの。実際に会ったのはユウナに唆されたカノーネ達が王都で起こした事件の時ね。何でも幼馴染のレーヴェがクーデターの時に現れた話をアリエッタさんから聞かされた後、お世話になっているイオンさんに頼んでしばらくリベールで活動する事になったイオンさん達に同行してレーヴェを探しているそうよ。仮面を付けているのは”星杯騎士団”の任務に支障が出るからって言ってたわ。」

「…………………………(イオン……――――”守護騎士(ドミニオン)”第七位”七の導師(セブンスフォンマスター)”か………しかも仮面を付けて素顔を顕わにしない理由が何故”星杯騎士団”の任務に関係しているんだ……?)」

「えっと……本当にステラさんの事を知らないの?」

黙って考え込んでいるヨシュアの様子が気になったエステルは訊ねた。

「……うん。正直な所驚いている。死んだ姉さんを除けば僕とレーヴェしか知らない話までその人がまるでその場面を見ていたかのように知っている事に。姉さんの死後、僕とレーヴェは昔の事を決して誰にも話した事はないしね。」

「じゃ、じゃあステラさんって一体……」

ヨシュアの答えを聞き、ステラが正体を偽っていた事に気づいたエステルは信じられない表情をし

「”星杯騎士団”―――それも彼らを束ねる12人の騎士の一人であり、”守護騎士(ドミニオン)”の中でも最も誠実で温和な性格をしていると言われているイオン神父と一緒に行動をしているという事は少なくても怪しい人物でないのは確かだと思う。だけど実際に会って、確かめる必要があるだろうね。――――そのステラという人物が何故レーヴェの幼馴染を名乗ってエステル達を偽っていた事や僕やレーヴェ、そして姉さんの事を詳しく知っているのかを。」

ヨシュアはまだ見ぬ人物を警戒するかのように真剣な表情で答えた。



こうしてエステルはヨシュアを連れ戻す事に成功した…………!
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