外伝〜夕陽の約束〜
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「なんだ、あんたもちゃっかり脱出してたのか。まったく……あのまま捕まっていればいいのに。」
「あ、あんですって〜!?」
「こら、ジョゼット。ケンカ売るんじゃないっての。」
「遊撃士の嬢ちゃんもこの場は休戦で構わねえな?」
ジョゼットの言葉を聞いてジョゼットを睨んでいるエステルにジョゼットの後から出てきたキールがジョゼットを宥め、ドルンが提案した。
「うん、まあ……さっきは助けられたしね。改めてありがとう。本当に助かっちゃった」
「がはは、いいってことよ。」
「フンだ、あんたを助けたつもりはないんだから。感謝される筋合いはないね。」
「ぐっ……1人だけでも捕まえたくなってくるわね。」
エステルにお礼を言われたドルンは豪快に笑い、ジョゼットは鼻を鳴らして答え、ジョゼットの態度を見たエステルはジョゼットを睨んだ。
「それよりヨシュア。この後どうするんだ?」
「え……」
ジョゼットを睨んでいたエステルだったがキールの言葉に驚いて、ヨシュアを見た。
「俺たちと一緒に来ないか改めて誘いに来たんだが……。ま、その様子じゃ聞くまでも無さそうだな?」
「うん……ごめん。先のことはどうなるか分からないけど……今はエステルと一緒に戻ろうと思っている。」
「ヨシュア……」
ヨシュアの答えを知ったエステルは嬉しそうな表情でヨシュアを見つめた。
「ヘッ、そうか。」
「………………………………。ま、いっか。まだチャンスはありそうだし。」
「え”。」
ヨシュアの答えを知ったドルンは口元に笑みを浮かべて頷き、ジョゼットは残念そうな表情をした後不穏な事を呟き、ジョゼットの呟きが聞こえたエステルはジト目でジョゼットを睨んだ。
「ヨシュア、覚えといて!その脳天気女に愛想つかしたらボクたちの所に戻ってきなよね!歓迎するからさ!」
「だ、誰が脳天気女よ!」
「はは……ありがとう、ジョゼット!ドルンさん、キールさん!本当にお世話になりました!」
「ヘッ、こっちこそな!」
「じゃあな!機会があったらまた会おうぜ!」
そしてジョゼット達は山猫号に乗り込み、離陸してどこかに飛び去って行った。
「……ねえ、エステル。」
山猫号を見送ったヨシュアはエステルを見つめた。
「なに……?」
「……敵はあまりにも強大だ。多分、教授がエステルを掠ったのも僕を燻りだすためだったと思う。留守中に”グロリアス”を堕とされないようにするためにね。」
「あ……」
「レーヴェだって、あの場で僕たちを始末してからエンジンの暴走を止められたはず。そうしな
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