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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第73話
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ぇ。ここまで来たらユーシだってちゃんと認めてあげればいいのに。」
「じょ、冗談じゃない!あの尊大で傲慢なヤツを断じて認められるものかっ!いつもいつも人のことをガリ勉だの余裕がないだの……!」
呆れた表情で指摘したエリオットの言葉に大声を上げて反論したマキアスはユーシスの姿を思い浮かべて厳しい表情をした。
「そ、そこまでは言ってないと思うけど……それにほら、ユーシスってある意味天然っていうかそんなに悪気はないと思うし。」
「ええい、それが一番、腹が立つんじゃないかっ!!」
「やれやれ……」
「ふふ……」
そしてエリオットの指摘に再び怒鳴ったマキアスの様子をフィーとラウラは微笑ましく見守り
「……コーヒーと一緒にいい時間が過ごせたな。」
「はい……!」
リィンの言葉にセレーネは頷いた。
「…………あの、マキアスさん。辛い事をお聞きする事になりますが、先程話に出て来た”姉さん”の遺体は見つかっているのですか?」
「ツ、ツーヤ!?い、一体何を……」
その時考え込んでいたツーヤが尋ねた質問を聞いたエリオットは驚き
「………いや……結局見つからなかったよ。姉さんが投身自殺をした日はちょうど大雨の日でね……もしかしたら雨で増水した影響で河の流れが激しくなって、海まで流されたんじゃないかって憲兵達や父さんが姉さんの遺体の捜索を依頼した遊撃士が言っていたらしいけど……それがどうかしたのか?」
マキアスは重々しい様子を纏って答えた後ツーヤを見つめて尋ねた。
「えっと……もしかしたら、その死んだ”姉さん”ですが生きているかもしれません。」
「へ……」
「お、お姉様?一体どういう事なのですか……?」
ツーヤの答えを聞いたマキアスは呆け、セレーネは戸惑った。
「一つ確認しておきたいのですが……その”姉さん”の名前はもしかして”フィオーラ”ですか?」
「!!あ、ああ……で、でもどうしてツーヤが姉さんの名前を…………」
「……………………………あった。」
自分の発言にマキアスが驚き、リィン達が戸惑っている中、ツーヤは制服の内ポケットにある家族写真を取り出して机に置いた。
「この写真は一体……」
「見た所どこかの貴族の家族写真にしか見えないが……」
「バリアハートの時に助けてくれたツーヤの義理の母親もいるね。」
「この方がお姉様の…………」
写真に写っている人物達をエリオットとラウラは戸惑いの表情で見つめ、見覚えのある人物―――サフィナが写っている部分を見て呟いたフィーの言葉を聞いたセレーネは驚き
「サフィナ元帥とツーヤさんも写っているけ
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