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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第72話
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わかっている。―――リィン。ベルフェゴールを召喚してくれ。一度彼女と手合せをしたいと思っていたのだ。」

「ええっ!?」

「しょ、正気か!?彼女の圧倒的な強さは君達も知っているだろう!?」

(げ。)

(ふふふ、指名されてしまいましたね。)

ラウラの希望を聞いたリィンとマキアスは驚き、嫌そうな表情をしたベルフェゴールをリザイラは面白そうに見つめていた。



「圧倒的な強さだからこそ、戦士として挑んでみたいんだ。」

「ん。それに前々からわたし達の事を子供扱いして、イラッとしていたんだから、一矢くらい報いたいしね。」

「ハア……”魔神”である私に挑みたいだなんて、相当の戦闘馬鹿ねぇ、貴女達。」

ラウラとフィーの説明を聞いたベルフェゴールは呆れた表情でリィンの傍に現れ

「戦闘馬鹿か……ふふ、そうかもしれないな。」

「男を誘惑して喰いまくっている種族の女王のそっちよりはマシと思う。」

「……言ってくれるじゃない。―――いいわ、世界の広さってものを教えてあげるわ、お嬢ちゃんたち♪」

ジト目のフィーの言葉に笑顔の状態で顔に青筋を立てたベルフェゴールは二人の希望通り、模擬戦を開始した。さすがのラウラとフィーの最強コンビも疲弊している影響でベルフェゴールを相手にするのは無謀であったが、二人は互いにカバーして粘り、手加減しているながらもベルフェゴールを相手に3分耐えて戦闘不能になった。



「ハア……ハア……フフ……さすがだな……手加減してこの強さとは…………」

「………はあっ、はあっ……後少しで届いたのに……次こそは一撃は入れて見せる……!」

疲弊した影響で地面に膝をついているラウラは息を切らしながら苦笑し、フィーは悔しがり

「うふふ、よく頑張ったほうね♪」

「ベ、ベルフェゴールを相手に3分も粘るなんて……」

「しかも一騎打ちと僕達との模擬戦もしたのに、二人共どれだけ凄いんだよ……」

ベルフェゴールはからかいの表情になり、リィンとマキアスは表情を引き攣らせた。



「お前達、何をしている!」

するとその時男性の声が聞こえて来た。

「へ……」

「あ。」

声を聞いたマキアスやフィーが呆けたその時、巡回の憲兵がリィン達に向かって駆け付け

「じゃあね♪後はよろしく♪」

「お、おい、ベルフェゴール!?」

厄介な事に巻き込まれたくないベルフェゴールはリィンの身体に戻った。



「何だお前達は……!?ん、その制服は……どこかの高等学校の生徒か!?」

「まったく、誰かが騒いでいると通報を受けて来てみれば……!」

「い、いえその……!これにはアノール河
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