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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第72話
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れて……1年間サラが借りている部屋で勉強させられて…………ここから先はみんなも知ってる通り、かな。」
「―――正直、予想以上だった。私が知っていた世界とはかくも狭きものだったのだな。」
フィーの過去を聞き終えたラウラは静かな表情で答え、そして立ち上がってフィーを見つめた。
「ようやく私は”そなた”を知った。全てではないが、これからもっと深く知る切っ掛けは掴めたと思う。どうだろう―――今から試してみないか?」
「あ………………いいよ。」
そしてフィーはラウラの手を借りて立ち上がった後、それぞれの武器を構えてリィン達を見つめた。
「ま、まさか……」
武器を構えている二人を見たマキアスは表情を引き攣らせ
「……なるほどな。この前の実技テストのリベンジってとこか。」
リィンは静かに太刀を鞘から抜いて苦笑しながら二人を見つめた。
「ああ、胸を貸してもらおう。かなり消耗しているので物足りないかもしれないが……」
「付け焼刃かもしれないけど何とか届かせてもらう。」
「いやいやいや!その戦力分析はおかしい!」
ラウラとフィーの分析を聞いたマキアスは二人の強さを思い出し、慌てた様子で指摘した。
「まあ、せっかくの機会だ。これも実習の一環と思って相手を務めさせてもらおう。」
「くっ……ああもう!」
そして戦闘が避けられないと判断したマキアスはやけになってショットガンを構えた。
「―――言っておくが本気で相手をさせてもらうぞ!遠慮なくかかってきたまえ!」
「ふふ………そなたたちに感謝を。」
「それじゃあ―――行くよ!」
そしてリィン達は模擬戦を開始した。”戦術リンク”が再びできるようになったラウラとフィーの強さは余りにも圧倒的で、リィンとマキアスも奮戦したが、二人のコンビネーションには敵わず、敗北した。
「……できたな……」
「…………ん…………」
リィンとマキアスに勝利したラウラとフィーは互いの拳を合わせた。
「ははっ…………」
「……ふふっ……」
「ハアハア……君達な……自分達だけの世界に浸ってるんじゃない……!」
互いに微笑み合っている二人を見たマキアスは呆れた表情で指摘し
「はは……何て言うか……とんでもないコンビが生まれたかもしれないな……」
リィンは苦笑した。
「ふふ……フィー、どうせならもう一戦共にしないか?」
「ん。わたしもちょっと戦い足りないって思った所だもの。」
「ちょっ……もう、僕達はこれ以上は無理だぞ!?」
戦意が高まっている様子の最強コンビの様子を見たマキアスは慌て
「
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