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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第71話
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院に入ったことを後悔することだけは絶対にあり得ないと思うんだ。何よりも君達と―――Z組のみんなと会えたからね。」

リィン達に感心されたエリオットは苦笑した後、笑顔でリィン達を見回した。



「まあ……!エリオットさんったら、お上手ですわね……」

(あら♪可愛い顔して言うじゃない♪)

(ふふふ、そう言う事を言うのはご主人様の特権と思っていたのですが、とんだ伏兵ですね。)

エリオットの言葉を聞いたセレーネは優しげな微笑みを浮かべ、ベルフェゴールとリザイラはそれぞれ興味ありげな表情をし

「い、いくらなんでもそれは恥ずかしすぎだろう!?」

「エリオット……ひょっとして大物?」

(発言が微妙にエステルさんと似ているような……?)

マキアスは驚き、フィーは首を傾げて尋ね、ツーヤは苦笑した。



「え、え?そんなに恥ずかしいかな?」

「ふふ……さすがに赤面ものだろう。」

「はは……でもエリオットならぎりぎりセーフかもしれないな。」

「うーん、リィンにだけは言われたくない気もするけど。あ……でも一つだけ後悔してることはあるかな?」

「え……」

「それは一体……?」

リィンに指摘して呟いたエリオットの言葉が気になったフィーは呆け、ラウラは尋ね

「その、友達が参加する夏至祭のコンサートだけど……ずっと前に、母さんが演奏して姉さんが5年前に参加してるんだ。えへへ、だからそればっかりは出たくて仕方なかったんだよねぇ。」

ラウラの疑問にエリオットは恥ずかしそうに笑いながら答えた。



―――その後、エリオットは久々の実家に泊まる事になり……リィン達6人は、宿泊所となっている旧ギルド支部に戻ることとなった。



〜アルト通り〜



「ふう……もう9時過ぎか。すっかりお邪魔してしまったな。」

「ああ、食後のコーヒーまでご馳走になっちゃったし。明日の朝食も誘ってくれたし、フィオナさんには感謝しないと。」

「ああ、いずれ後からでもお礼をした方がいいだろう。それにしても……住んでいた時は実感しなかったが。実習課題をこなしていくと帝都の巨大さが思い知らされるな。」

一日中の出来事を思い出したマキアスは疲れた表情で呟いた。



「はは、そんなものかもしれないな。明日の課題は、宿泊所の郵便受けに届けてくれるんだよな?」

「ああ、朝一番に届けてくれるらしい。父さんの事だから抜かりはないだろうが中身については心配だな。僕達の処理能力を絶妙に上回る無茶振りをしてきそうというか……」

「はは、確かに。そうなると、今夜はレポートを書いたら早めに休んだ方がいいかもしれないな。」

「ふ
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