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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜聖なる竜王女との契約〜後篇
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ら俺が変わるが……」

「心配無用だ。練武場で父が教えている見習いの門下生達の相手もした事がある。」

リィンに尋ねられたラウラは答え

「―――どこからでもかかってくるがよい。そなたが本当に足手纏いにならないのか、私が確かめてやろう。」

レイピアを構えているセレーネを見つめて言った。



「はい。―――それでは行きます!―――えいっ!!」

そしてセレーネはラウラに直線移動で詰め寄って突きを放つ剣技―――ミラージュピアスを放ち

「ほう…………」

大剣でセレーネの突きを受け止めたラウラは大剣ごしに伝わって来る衝撃に感心し

「一!二!!」

「!!」

続けて放たれた斬り上げから薙ぎ払いへと連携攻撃する剣技―――クロスラッシュも大剣で攻撃が来た方向を見切って次々と防御したが

「失礼します!」

「!?」

セレーネの全身を回転させて足払いをするクラフト――――ターンアラウンドに驚き、咄嗟の判断で後ろに跳躍して回避した。



「――聖なる雷よ!―――シャインボルト!!」

「!!」

そしてセレーネが発動した魔術によって頭上から落下して来た白き雷を回避し

「七色の光よ!矢となりて、我が敵を貫け!――――プリズミックミサイル!!」

「ゆくぞ――――洸円牙!!」

更にセレーネの両手から次々と放たれた7色の光の矢を大剣で薙ぎ払って無効化し

「――そろそろ反撃させてもらうぞ!鉄砕刃!!」

そのままセレーネに向かって跳躍してセレーネの目の前に大剣を叩きつけようとした。

「ハァァァァ…………―――ラファガブリザード!!」

するとその時全身に魔力を纏ったセレーネが魔力を解放すると共に自分の周囲に吹雪を発生させ

「なっ!?グッ!?」

突如発生した吹雪に驚いたラウラは吹雪によって吹き飛ばされ、空中で受け身を取って着地した。

「―――そこです!爆ぜよ、我が魔力!―――マジックバースト!!」

しかしその瞬間、ラウラが着地した地面を中心に小規模な魔法陣が描かれ、魔力の爆発が起こった!



「ラ、ラウラ!?」

「だ、大丈夫か!?」

Sクラフト―――マジックバーストをラウラがまともに受けてしまった様子を見ていたエリオットとマキアスは驚き

「へえ、幼いのにやるじゃん。さすがツーヤの妹だね。」

「フフ、そうですか?」

感心しているフィーに視線を向けられたツーヤは微笑んだ。



「クッ……中々良い一撃だったぞ。これなら足手纏いにはならないな。」

爆発の煙が晴れるとラウラは感心した様子でセレーネを見つめ

「ありがとうございます。今、傷を回復します
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