暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜聖なる竜王女との契約〜後篇
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「きれい……」
「幻想的だな……」
「ああ……」
「へえ……」
その様子を見守っていたエリオット達は幻想的な風景に見惚れ
「え、えっと、ツーヤさん、セレーネ?これは一体?」
リィンは戸惑いの表情でツーヤとセレーネを見つめた。
「あたし達―――ドラゴンと人が互いの事を”パートナー”である事を誓う儀式なんです。この儀式によって魔力の繋がりができますので、あたし達ドラゴンにとって絶対に必要な儀式です。」
「え、えっと……その”儀式”は何をすればいいんだ?」
ツーヤの説明を聞いたリィンはベルフェゴールとリザイラと契約する時にした”儀式”を思い出して冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「うふふ、ご主人様ったら、どうしたのかしら♪」
(ふふふ、私達と同じ”儀式”をしなければならないと思っているのかもしれませんね。)
からかいの表情で言ったベルフェゴールの言葉に答えるかのようにリザイラは静かな笑みを浮かべた。
そしてリィンの疑問に答えるようにセレーネは両手で腰まで伸ばしている銀髪を持って首を見せた。するとうなじの部分に小さな魔法陣が浮かんでいた。
「わわっ!?」
「魔法陣か……?」
セレーネのうなじにある魔法陣を見たエリオットは驚き、マキアスは眉を顰め
「……今浮かび上がっているわたくしの紋章に口づけをして下さい。そうすれば儀式は完了です。」
「(ほ……)わ、わかった。」
契約方法を知ったリィンは安堵の表情をした後、緊張した様子でセレーネに近づいた。するとセレーネの身体から発せられる光がいっそう強くなり、リィンは紋章が浮かび上がっているセレーネのうなじに軽い口付けをした。その瞬間、光は強く輝いた後竜巻となって空へと消え、セレーネの紋章も消えた。
「えっと……これでいいんだよな?」
「はい!よろしくお願いします、リィンお兄様。」
戸惑いの表情をしているリィンをセレーネは優しげな微笑みを浮かべて見つめた。その後ホテルに手配魔獣の撃破を報告した後、実習期間中セレーネを自分達が泊まっている元遊撃士協会支部の建物で留守番してもらおうかと考えたが、セレーネはリィン達と共に行動する事を強く希望し、戦闘もある”特別実習”にセレーネを連れて行くのは危険と判断したリィン達はセレーネを説得しようとしたが、セレーネは魔術を使える上、剣術も出来る事を伝え、セレーネが言っている言葉を確かめる為に試しに武器屋でセレーネが得意としている得物―――レイピアを持たせると華奢な見た目とは裏腹に軽々と扱い、その事に驚いたリィン達は本当に戦闘ができるのか確認する為に公園で確かめる事にした。
「ラウラ、本当にいいのか?何だった
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