第73話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
そしてプリネ達は魔獣に戦闘を仕掛けた!
「闇に呑まれよ!……ティルワンの闇界!!鋼輝の陣……イオ=ルーン!」
次々と放つリフィアの魔術は一撃で魔獣達を纏めて次々と葬り
「遊んであげる!はい、どかーん。」
エヴリーヌは神速の速さで弓技――精密射撃や三連射撃で正確に魔獣を射抜いた後、強力な風の魔術――審判の轟雷でリフィアと同じように魔獣達を纏めて葬り
「ハァッ!……まだまだ!フッ、ハッ、終わりです!」
プリネはリウイ直伝の剣技――フェヒテンバルやフェヒテンイングでリフィア達が撃ち漏らした魔獣達を葬った。そして戦闘は終わった。
「よし、終わりですね。ハロルドさん、もう大丈夫ですよ。」
あたりを見回して、魔獣達の全滅を確認したプリネはハロルド達を呼んだ。
「……驚きました。あれだけいた魔獣をこんなに早く撃退できるなんて。」
「お姉ちゃん達、凄く強いね〜。」
ハロルドは驚きの表情をしながらソフィアやコリンを連れてプリネ達に近付いた。また、コリンは無邪気に言った。
「フフ、まだまだ修行中の身ですよ。」
「うむ。世界は広いからな。余が知っている強者等、世界を相手に戦えるとも言われておるからな。」
「ハハ……途方もない話ですね。………でも、私達に貴女達の100分の1の強さでもいいから、あの時あればあの子はあんな事には………いや………そんな事は関係ありませんね………」
「………………」
プリネとリフィアの言葉にハロルドは苦笑いした後、小さい声で呟き、その呟きが聞こえたソフィアも暗い表情をした。
(あの子?ハロルドさん達の子供は目の前にいるのに……どういう意味でしょう?)
魔神の力を受け継いだ影響で人間より耳がいいため、本来聞こえないはずのハロルドの呟きが聞こえたプリネは首を傾げた。
(…………ふむ。今の言葉からするとどうやらレンの事はまだ忘れてないようだな……リウイの話では新たに生まれた子供をきっかけにレンの事を忘れようとしていたとの事だが………)
一方同じようにハロルドの呟きが聞こえ、ハロルドやソフィアの表情を見たリフィアは考え込んでいた。そしてプリネ達はハロルド達をエルモ村まで無事護衛した。
〜エルモ村・入口〜
「着きました。ここがエルモ村です。」
「おお、ここが……どことなくアルモリカ村の雰囲気に似ていますね。」
ハロルドはのどかな風景のエルモ村を見て、呟いた。
「アルモリカ村?聞いた事がない村ですが、クロスベルの村ですか?」
「ええ。養蜜を主としたのどかな村でいつも御贔屓にしてもらっている村です。もしクロスベルに来る事があれば、お土産の一つとして蜂蜜がいい
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ