第72話
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。」
「ふえ〜そうなんだ。」
「じゃあ、もしかしてママのお仕事のお仲間さん?」
「あ〜……まあ、そうなるわね……」
ヨシュアとティータ、エステルとミントの会話でティータとミントの存在に気付いたアガットは顔色を変えた。
「おい、ちょっと待て。どうしてガキどもがこんなところにいやがる?」
そう言ってアガットはティータとミントを睨みつけた。
「……ひっ……」
「怖いよ、ママ……」
睨みつけられたティータは脅え、ミントはエステルの後ろに隠れた。
「ちょ、ちょっと!なに女の子を脅かしてんの!?」
「………………………………。チッ……。言いたいことは山ほどあるが後回しにしといてやる。それで、一体どうなってるんだ?」
エステルの怒りを舌打ちをして流したアガットは状況を尋ねた。
「はい、実は……」
ヨシュアはラッセル博士の姿が見当たらないことや発煙筒が置いてあった事等を説明した。
「フン、発煙筒といい、ヤバい匂いがプンプンするぜ。時間が惜しい……。とっととその博士を捜し出すぞ!」
「「うん!」」
「了解です。」
「……おじいちゃん……」
アガットの言葉に頷いたエステル達はそれぞれ返事し博士を探した。
そしてある階層に入った時声が聞こえてきた。
「……待たせたな。最後の目標を確保した。」
「よし……それでは脱出するぞ。」
「用意はできてるだろうな?」
その声にエステル達は気付いた。
「今の声は……!」
「急ぐぞ、エレベーターの方だ!」
そしてアガットは剣を抜きエステル達と共にエレベータがある方に向かった。
そこにはラッセル博士を拘束したルーアンの灯台で対峙した黒装束の男達と同じ姿をした男達がエレベーターに乗ろうとした。
「いた……!」
「てめえらは……!」
「お、おじいちゃん!?」
「ティータちゃんのお祖父ちゃんをどうするの!?」
一瞬で状況を理解したエステル達は武器を構え警告した。
「むっ……アガット・クロスナー!?」
「面倒な……ここはやり過ごすぞ!」
そして男達は博士を連れてエレベーターの中に入った。
「ま、待ちなさいよ!」
「逃がすか、オラァ!」
しかし一歩遅くエレベーターの扉は閉まった。
「クソ……間に合わなかったか!」
「も、もう一歩だったのに……」
「そ、そんな……どうしておじいちゃんを……」
「ティータちゃん……」
「とにかく非常階段で下に降りましょう。このまま中央工房から脱出するつもりみたいです。」
「
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