第62話
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詰めていると新手の猟兵がその場に現れた。
「苦戦しているようだな。俺も助太刀させてもらうぞ。」
「はは、その必要はないさ。しぶとい小娘だが屈服するのは時間の問題だ。君はそこで眺めていたまえ。」
猟兵の申し出にギルバートは得意げに笑って答えたが
「……あなたに言ったんじゃないよ。」
「へ……」
猟兵の言葉にギルバートは呆けた。そして猟兵は双剣を構えた!猟兵の突然の行動に他の猟兵達は驚いた後迎撃しようとしたが
「……遅い。」
猟兵は目にも止まらぬ速さで強襲し、猟兵達を一瞬で無力化した!
「な、な、なんだああっ!?」
「…………え………………」
猟兵の行動にギルバートは焦りながら後退し、一方エステルは信じられない表情で猟兵を見つめた。
「な、なんだよお前!?どういうつもりなんだ!?」
「悪いけどあなた……向いてないと思うよ。」
「ぶぎゃ!」
そして謎の猟兵は焦っているギルバートを思い切り殴り飛ばし、ギルバートを気絶させた!
「………………………………」
「……まったく。どういうつもりなんだ。」
呆けた表情で自分を見ているエステルに猟兵は呆れた口調で言った後、仮面をとった!すると、猟兵は黒髪と琥珀の瞳を持つ少年――ヨシュアだった!
「正遊撃士になったのに相変わらず無鉄砲とはね……。あの場で意地を張るメリットが一体どこにあるっていうんだ。」
「……あ…………。あはは……ヨシュアだ……。えっと……夢じゃないよね?」
呆れた様子で語るヨシュアにエステルはずっと探していた人物と敵地で出会えた事に信じられない思いを抱えて乾いた笑いをしながら尋ねた。
「夢だったらどんなに気楽でいいだろうけどね……。……どうやらそんなに都合よくは行かないみたいだ。」
「え……」
しかしヨシュアの言葉にエステルが呆けたその時
「フフ……ようやく姿を現したか。」
なんと、エステルが現れた所からレーヴェが現れた!
「……久しぶり、レーヴェ。僕が潜入していたことを予想していたみたいだね。」
「お前の能力を考えれば充分ありえる話だからな。一体、どんな手段を使った?」
「この船が来る直前に航路確保の偵察艇を狙った。”執行者”もいなかったからわりと簡単に潜入できたよ。」
レーヴェの疑問にヨシュアは静かに答えた。
「……教授が方舟を呼び寄せることまで読んだか。”執行者”としてのカンは完全に取り戻せたようだな。」
「おかげさまでね。いつレーヴェたちに発見されるかヒヤヒヤさせられたけど。」
「フッ、お前の隠形を見破れる者はそうはいない。だが、隠
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