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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第65話
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別実習”のメンバー表を配った。
7月特別実習
A班:リィン、ラウラ、フィー、マキアス、エリオット、ツーヤ
(実習地:帝都ヘイムダル)
B班:アリサ、エマ、ユーシス、ガイウス、プリネ
(実習地:帝都ヘイムダル)
「これって……」
「あら、どちらの班も”帝都”が実習先なんですね。」
実習先が同じである事に気付いたリィンとエマは目を丸くした。
「ふむ、二つの班で手分けするという事だろうか?」
「まあ、ものすごく大きな街だしそうなるのが自然だけど……」
ガイウスの疑問に答えたアリサはチラリとラウラとフィーを見つめ
「「………………………」」
ラウラとフィーは黙り込み
(あたしに何か恨みでもあるんですか、サラ教官……!?何であたしがいる班ばっかり、揉めている人達がいるんですか……!)
(さ、さすがに4連続になると、どう考えてもわざとツーヤを入れているとしか思えないのよね……)
疲れた表情で溜息を吐いた後身体を震わせながら恨めしそうにサラ教官を見つめるツーヤの様子を見たプリネは冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「班の構成はともかくまさか帝都が実習先とは……」
「僕とマキアスにとったらホームグラウンドではあるよね。でもそっか…………夏至祭の時に帝都にいられるんだ。」
マキアスの言葉に頷いたエリオットは静かな笑みを浮かべた。
「…………―――サラ教官。」
一方班のメンバーを見つめて黙り込んだリィンはジト目でサラ教官を見つめ
「何かしら、リィン君?」
(やれやれ……問題の二人はともかく、他のメンバーは変えてもよかっただろうに。)
サラ教官は笑顔で答え、その様子をレーヴェは呆れた様子で見守っていた。
「君付けはやめてください。実習先と班分けには別に不満はないんですが……先々月の班分けといい、なんかダシに使われていませんか?」
(うふふ、間違いなく使われているわよ♪)
(ふふふ、これもご主人様の”人徳”が為せるものですね。)
ジト目で尋ねるリィンの様子をベルフェゴールはからかいの表情で見つめ、リザイラは静かな笑みを浮かべて見つめた。
「確かに…………」
「フッ、先月の班分けからお前だけが移るパターンか。」
リィンの指摘にアリサは冷や汗をかいて頷き、ユーシスは静かな笑みを浮かべ
「あたしも言いたい事があります!何であたしがいる班だけ、いつもいつもあたしに任せたとでも言わんばかりのメンバーになっているんですか……!?」
「お、
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