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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜可憐な姉妹の想い〜中篇
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「フフ……帝都にいる私に会う暇がない程、学院生活をとても満喫していらっしゃったようで何よりです…………ウフフフフフ………!」
「………………………………」
それぞれ膨大な威圧を纏うエリゼとエリスに微笑まれたリィンは表情を青褪めさせた状態で突如襲い掛かってきた恐怖感によって身体をガタガタ震わせて黙り込んだが
「うっ!?な、何だ……!?か、身体が痺れ…………」
突然身体が痺れ始めて戸惑った。
「―――フフ、さすがペテレーネ様が調合なさった遅効性の痺れ薬ですね。時間も教えられた通りピッタリです。」
「し、痺れ薬!?ま、まさかさっき俺が飲んだ紅茶に……!というか、何でそんな事をしたんだ……!?」
「ね、姉様……?」
「あら♪やるじゃない♪」
「ふふふ、どうやら”最初からそのつもり”だったようですね。」
微笑みながら呟いたエリゼの言葉に驚いたリィンは信じられない表情でエリゼを見つめ、エリスは戸惑いながらエリゼを見つめ、ベルフェゴールとリザイラは感心していた。
「―――ベルフェゴール様、リザイラ様。お二人ともご存知と思いますがエリスを助けた時に見せた兄様に秘められている謎の力で兄様は疲れているご様子です。なのでここは妹として、兄様を癒して差し上げたいのですが……」
「なっ!?まさか……!」
「うふふ、そう言う事ね♪――はい、結界をこの部屋に展開してあげたから邪魔者は入ってこれないわよ♪勿論、声も漏れないようにしてあるわ♪ちなみに結界を解く合言葉は”リィン、愛している”よ♪それじゃあどうぞ、ごゆっくり♪」
「ふふふ、それでは私達は少々用事がありますので失礼します。久しぶりに再会できた兄妹同士、互いの愛を好きなだけ確かめ合ってもらって結構ですよ。」
「ベルフェゴール!?リザイラ!?頼むからエリゼを止めてくれ……!」
ベルフェゴールは結界を展開してエリゼに耳打ちをした後、リザイラと共にリィンの助けを呼ぶ声を無視して転移魔術でその場から消えた。
「ね、姉様。もしかして……」
一方その様子を見守っていたエリスはある事を察して驚きの表情で見つめていた。
「―――エリス。ベルフェゴール様とリザイラ様の件でわかったでしょう?私達の想いに気付かない所か、学業が本業の学院生活でそんな破廉恥な事をしている兄様に”遠慮する必要はない”って。それに兄様が血が繋がっていない事で悩んでいらっしゃるのだから、”他の方法”で”本当の家族”になればいいだけなのだから、そうしましょう?そうしたら兄様も家を出るなんて馬鹿な考えも2度としないわ。」
「で、でも…………」
エリゼの説明を聞いたエリスは未だ迷っていたが
「貴女が嫌
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