外伝〜リオン・マグナスの新たなる始まり〜
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た。
「フフ……あ、エステル様。エステル様はプリンのレシピはご存知ですか?」
「な――――」
「へ?知らないけどどうして??」
そしてエステルに尋ねたマリアンの疑問を聞いたリオンは驚きの表情でマリアンを見つめ、エステルは首を傾げて尋ねた。
「プリンはリオンの一番の大好物ですので、今プリンのレシピを書いて渡しますので是非旅の間に作ってあげてください。」
「ブッ!?プ、プリンが大好物って……!」
マリアンの話を聞いたルークは噴き出した後笑いをこらえ
「あ、それとリオンはパフェやケーキ等基本デザートの類いは好物ですので、時々作ってあげてください。それとピーマン……はこの世界にありませんけど、ニンジンはリオンの嫌いな食べ物でいつも残していますので、ちゃんと食べるように言ってあげてください。」
「へえ〜?ニンジンが嫌いで、プリンやケーキみたいなデザートが好物ねえ?うん、了解♪」
「フッ、年相応な部分もあるようだな。」
「ハハハハハハハハッ!!わ、笑いが止まらなくて腹がいてぇ!ハハハハハハハハッ!」
「うふふ、これは良い事を聞いたわね♪」
「え、えとえと……プリンはたくさんの人達が好きな食べ物ですから、別に気にしなくていいと思いますよ?」
「ちなみに私はカニタマがどんなに美味しい食べ物よりも大好きだから、カニタマも作ってね、エステル。」
そしてマリアンからリオンの好物等についての詳しい説明を聞いたエステルは口元をニヤニヤさせてリオンを見つめ、バダックは口元に笑みを浮かべ、ルークは腹を抱えて大声で笑い、レンは小悪魔な笑みを浮かべ、ティータは苦笑しながらリオンに慰めの言葉を送り、ソフィは真剣な表情でエステルを見つめて自分の要望を伝えた。
「余計な事を教えるな、マリアン!!」
リオンはマリアンを睨んで怒鳴り
(何を言ってるんですか!今後共にするエステル達は知っておくべきでしょう!スタン達と旅をしていた時、坊ちゃん、プリンを食べる機会が中々なくてとても辛い思いをしたでしょう?)
「へえ〜、リオンはそんなにもプリンが大好きなんだ♪」
「貴様も余計な事を言うな、シャル!!」
更にマリアンに続くようにエステルに余計な事を教えたシャルティエを睨んで怒鳴った。
こうして……長年の想いがようやく通じ、新たなる”絆”を結んだリオン・マグナスは友の為に……そして自身の新たなる未来の為にエステル達の心強い仲間となった……………!
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