外伝〜漆黒の剣士、ジューダスの軌跡〜
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を迎える”事を予想していたジューダスだったが、気が付いたらゼムリア大陸にいた事を説明した。
「そんな事………が……………」
(僕がいなくなってから、そんな事があったなんて……でも……坊ちゃんは最後までカイル達と共に戦い抜いて勝ったんですね……よかった……ううっ………)
ジューダスが語った決して歴史には語られる事はない”ジューダスの軌跡”を知ったマリアンは驚きの表情でジューダスを見つめ、シャルティエは泣きはじめ
「……………」
「お、おい、ちょっと待て!?今の話が本当だとすれば、お前、そのカイルって奴等と一緒に自分達の世界の神を殺したって事になるじゃねぇか!?」
「”神殺し”……」
エステルは驚きのあまり口をパクパクさせ、ルークは信じられない表情でジューダスを見つめて声をあげ、アーシアはジューダスを呆けた表情で見つめて呟いた。
「フン、僕達の世界に神は必要ない。―――ましてや神である自分による救済こそが絶対と信じ、自分を否定したからといって人々が紡いできた歴史を”失敗作”と決めつけて丸ごと消し去るような神等、消し去るべきだ。」
「……確かにその通りだね。歴史はそんな軽い物ではない。幾ら神だからといって、人々が紡いで来た歴史を否定し、消し去るのは許されない事だ。」
「レイシスお兄様……」
(フッ、”神を殺した”、か。俺達の世界で言えばローレライを殺すようなものだな。)
「うふふ、レン達の世界の神様――――”空の女神”はそんな自分勝手な神様じゃないといいのだけどね?」
「レ、レンちゃ〜ん……」
「どんな理由であれ、神を殺したなんて話、神父やシスターには間違いなく聞かせられない話だな……」
「……貴方も私のように大切な友達の為にその人達と一緒に神を倒したんだね……」
「彼もそうだが、彼と共に世界を破壊しようとしたその神を殺した人たちは決して歴史に語られる事はない”影の英雄”だね……」
ジューダスの意見に頷いたレイスをクローゼは驚きの表情で見つめ、バダックは静かな笑みを浮かべ、口元に笑みを浮かべて呟いたレンの言葉を聞いたティータは脱力し、フレンは苦笑しながらアーシアを見つめ、ソフィとオリビエは静かな表情でジューダスを見つめていた。
「なるほどな……今の話を聞けば”剣帝”を圧倒し、あのヴァルターを圧倒したという男―――バルバトスを撃退できた強さにも納得できるな。」
「ええ……何せ”神”を殺しているものね。幾ら化け物じみた強さの連中だからといって、さすがに”神”とは比べ物にならないでしょうしね。」
「ですが今の話ですとジューダスさ―――いえ、リオンさんは”2度目の死”を迎えた上リオンさんを甦らせる事ができたエルレイ
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