外伝〜闇空の別れ〜
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るものだ。」
「まあ、そんな機能でもないと大騒ぎになるだろうからな。この船はともかく、あの化物が侵入した日には。」
「ハハ、違いない。」
猟兵達が呑気に会話していたその時、外から砲撃音が聞こえた!
「な……!」
「敵襲か!?」
「うろたえるな!レーダーはどうした!?」
「レーダーに反応!4時方向から小型艇が接近!」
「データベース照合―――出た!帝国ライフォルト社製、『カプア空賊団』所属《山猫号》!」
「空賊だと!?」
予想外の敵の登場に猟兵達が驚いている中、山猫号は赤い飛行艇にギリギリまで近づいた。
「………………………………。よし……!」
タイミングを見計らったヨシュアは山猫号から飛び降り、赤い飛行艇に鎖をひっかけた!赤い飛行艇は鎖にひっかかったヨシュアをぶらさげながら、山猫号から離れて行った。
「やった……成功だよ!」
「おお!やりやがったか!」
「よーし!俺たちもずらかるぞ!」
ヨシュアが目的を果たした事を確認した山猫号は赤い飛行艇から去って行った。
「空賊艇、離脱したぞ!?」
「どうする、追撃するか!?」
「いや……放っておけ。王国軍の警備艇ならともかく、小物に構っている場合じゃない。」
「そうだな……」
「今は”グロリアス”の航路確保が優先だ。」
「……いったん帰投する。空賊どもに関してはカンパネルラ様に報告しよう。」
そして赤い飛行艇はヨ密航者がいる事に気づかず、どこかに向かった。
「へへっ……あっちも退きやがったか。何から何まで小僧の読み通りだったな。」
「……うん。………………………………」
「ジョゼット、心配するな。あいつのことだ。きっと無事に戻ってくるさ。」
「うん……そうだよね。約束したんだもん……。ちゃんと帰ってくるって。」
一方ジョゼット達を乗せた山猫号もどこかに去って行った……………
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