第67話
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あのあの、もしかしてそちらのお二人は見た目以上にもっと年をとっているんですか?」
「あはは……私は見た目通り18歳ですよ。」
「エヴリーヌは数えた事ないからわかんない。」
ティータの疑問にプリネは苦笑しながら答え、エヴリーヌは興味なさげに答えた。
「えっと、ティータちゃん。」
「ふえっ?どうしたの、ミントちゃん。」
言いずらそうにしているミントにティータは首を傾げた。
「えっとね、ミントやツーヤちゃんも実はティータちゃんよりお姉さんなんだ。」
「あたしやミントちゃんはこう見えてもエステルさんやヨシュアさんと同い年なの。」
「ふえっ!?そうなんだ……あの、じゃあ年上扱いしなくちゃダメなんだよね……2人とは友達になれると思ったんだけどな……」
ティータはミントやツーヤが同い年ではないと知るとガッカリした。
「ううん!それは大丈夫だよ!ミントやツーヤちゃんはティータちゃんの事、友達だと思っているし。」
「だからあたし達とは気軽に接してくれていいよ。」
「えへへ……うん!」
「うんうん、ミント達に早速友達ができてあたしも嬉しいわ。……でもリフィアや父さんの知り合いならアレを預けてもよさそうね。」
ミントとツーヤ、ティータの掛け合いに和んだ後、エステルはヨシュアに確認した。
「そうだね、問題ないと思うよ。」
「???」
「なんじゃ、何かあるのか?そういえば、お前さんたち、わしに相談があるそうじゃな?」
エステルとヨシュアの会話の意味がわからなかったティータは首を傾げ、2人の会話の内容が気になった博士はエステル達が自分を尋ねてきた理由を聞いた。
「うん、実はね……」
そしてエステル達はこれまでの経緯を説明した後、黒いオーブメントを取り出して机の上に置いた。
「……ほう」
「わあ……真っ黒いオーブメント……」
博士とティータは見た事もないオーブメントを見て声を上げた。
「ふむ、これは興味深いのう。形式番号がないのもそうだが、継ぎ目のたぐいが見当たらん。しかもこのフレームは……」
オーブメントを手に取ってすみずみまで見た後、博士は腰のベルトから工作用のカッターを取り出した。そしてそのままオーブメントの表面にカッターの刃を強く押し当てた。
「な、なにをしてんの?」
「特殊合金製のカッター……」
博士がした事がわからないエステルは首を傾げ、博士の持っている物に気付いたヨシュアは博士が持っている物の正体を呟いた。
「………………………………。……やはりか…………。ほれ、見てみるがいい。」
博士に促されたエステル達は黒いオーブメ
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