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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第63話
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てあのいけ好かない男と生意気な女の妹とは…………待てよ、養子ということは血は繋がっていなく、あの女とこの娘が本物のシュバルツァー家と言う訳か…………」
エリスの事を知ったパトリックは唇を噛みしめた後ある事に気付いてエリスの顔をジッと見つめたが
「―――どうやら兄と姉と何か確執がおありのご様子。ご不快にさせたくありませんので失礼いたします。」
パトリックが呟いた言葉から兄や姉の”敵”である事を悟ったエリスはパトリックを睨んだ後その場から走り去った。
「い、いや、別に不快ということは……」
エリスが走り去るとパトリックは慌てて言い訳をして呼び止めようとしたが
「おい――――そっちは!」
エリスが向かった方向―――魔獣が徘徊している旧校舎である事に気付いて真剣な表情で声を上げ、そしてエリスの後を追った。
一方リィンはクロウの案内によってエリゼと共にクロウがエリスを見かけた所に向かい、旧校舎に辿り着いた。
〜旧校舎〜
「くっ……どこに行った?この建物には普段、鍵がかかっている筈だし……」
旧校舎に到着したリィン達が見た光景は旧校舎の前で誰かを探しているパトリックがいた。
「パトリック……!」
パトリックを見つけたリィン達はパトリックに駆け寄った。
「お、お前……そ、それにお前は……!」
リィンを見た後エリゼに気付いたパトリックは表情を引き攣らせ
「おい、エリスはどうした!?まさか俺の時みたいに絡んで恐がらせたんじゃないだろうな!?」
「それとも私に負けた腹いせであの娘に何かしたのですか!?」
「そ、そんな事はしていない!僕はただ、彼女が涙ぐんでいたからどうしたのかと声をかけただけで……そしたらこっちに走って行ったので心配になって追いかけてきただけだ!」
リィンとエリゼに睨まれたパトリックは慌てた様子で答えた。
「くっ…………」
「エリス……」
説明を聞いたリィンは唇を噛みしめ、エリゼは心配そうな表情で考え込んだ。
「どうやらこっちの方に来たのは間違いなさそうだな。お前らが毎月探索してるっていうその旧校舎はどうなんだ?」
「いや、ちょうど先程扉を施錠したばかりですが……」
クロウの疑問に答えたリィンは念の為に旧校舎の扉を調べると、なんと施錠していたはずの扉が開いた!
「え――――」
そしてリィン達が旧校舎に到着する少し前、エリスは旧校舎の中を歩いていた。
「……ここは……鍵はかかっていなかったけどこの建物って……?」
エリスが周囲を見回していると猫の鳴き声が聞こえ、声に気付いたエリスが振り向くとそこにはセリーヌがエリス
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