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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第59話
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葉を聞いてある事を察したプリネは苦笑した。

「うわっ!ツーヤ、速っ!!もうエマを追い抜かしているよ……!」

「フフ、ツーヤは”水竜”ですからね。本来”水竜”は水の中での戦いを得意としていますから泳ぎは大得意ですよ。」

ツーヤの泳ぎの速さを見て驚いているエリオットにプリネは微笑みながら説明し

「そ、そう言えばツーヤさんは”竜”だったな……」

「うーん、エマも羨ましいけどツーヤは更に羨ましいわね……一体どうやったらあのスタイルになれるのよ…………」

説明を聞いたリィンは苦笑し、アリサはツーヤを見つめて呟いた。



「羨ましい……?って、ああ。」

アリサが呟いた言葉を聞いてある事に気付いたリィンはアリサを見つめ

「り、理解しなくていいのっ!ていうか、女の子の水着姿をジロジロ見るんじゃないわよっ!」

「いや、凝視したけじゃ……」

ジト目のアリサに睨まれ、疲れた表情で答え

(うふふ、それなら大丈夫よ♪ご主人様は私達の裸に見慣れているから、水着姿なんて”今更”じゃない♪)

(ふふふ、それぞれがご主人様を襲った時に毎回見せる慌てているご主人様のあの様子のどこが見慣れているのですか?)

からかいの表情のベルフェゴールの念話にリザイラは静かな笑みを浮かべて答えた。



「あはは、みんなスタイルがよくて目のやり場に困っちゃうよね。僕以外の男子も……リィンとか引き締まってるしなぁ。やっぱり軍人をやっているだけあって、鍛えられているよね。」

「そ、そうか?」

エリオットに羨ましがられたリィンは戸惑いの表情でエリオットを見つめた。

「ま、まあ……さすがに鍛えてるって感じはするわね。エリオットは……うーん。変に鍛えない方がいいと思うわよ?」

「フフ、確かにそうですね。」

「えーっ?」

一方アリサとプリネの意見を聞いたエリオットは不満そうな表情をし

(確かに筋骨隆々のエリオットはちょっと見たくない気が……)

リィンは苦笑しながら心の中で二人の意見に賛成した。



「あれっ……?リィン、左胸のところ、何かケガでもしたの?」

「えっ……ホントだ。うっすらとだけど……」

「アザのようにも見えますが…………」

「……ああ。これは昔からあるアザさ。ずいぶん昔のものみたいでいつ出来たか覚えてないんだ。」

エリオット達に傷にも見える左胸のアザを見つめられたリィンはアザを見つめて答えた。



「そうなんだ……」

「うーん、よく見たら細かい傷跡もいっぱいあるし。……いいなぁ。男の身体って感じがするよ。」

「うーん、そういうもんか?」

「だから貴方には似合わない
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