外伝〜ジューダスの怒り〜
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…………!!」
一方満身創痍のレーヴェは剣に膨大な闘気を溜め込み
「―――この奥義にて消えろ!今万感の思いをこの技に込めて………!」
ジューダスはレーヴェに背を向けてシャルティエに暗黒の力を溜め込んだ。
「鬼炎斬!!」
そして膨大な闘気を溜め終わったレーヴェが闘気によって発生した業火の斬撃を解き放ったその時
「魔人闇!!」
ジューダスは膨大な暗黒の力を纏った事で巨大な暗黒の槍と化したシャルティエで突きを放った。すると暗黒の槍はレーヴェが放った斬撃を貫いてレーヴェに襲い掛かり
「なっ!?」
奥義が無効化された事に目を見開いたレーヴェは側面に跳躍して回避しようとしたが
「グッ!?」
満身創痍の身体では普段通りの動きができなかった為、回避が遅れてジューダスの奥義によって脇腹と片腕を貫かれ
「馬鹿な……この俺が一太刀も浴びせる事もできずに破れるだと……!?」
脇腹を貫かれたレーヴェは表情を歪めて鮮血に染まった脇腹の部分を鮮血に染まった片腕で抑えて地面に膝をつき
「消え去れ……この想いと共に!!」
奥義を放ち終えたジューダスは元の姿に戻ったシャルティエを一振りした後レーヴェに背を向けて叫んだ。
「グッ……!まさかこの俺を相手にここまで一方的に戦えるとは……本来なら最後まで戦いたい所だが、邪魔も入ったようだし、口惜しいが今回はここで退こう…………」
「何――――」
そして全身を血に染めて身体を震わせながら立ち上がって自分を見つめるレーヴェの言葉を聞いたジューダスがレーヴェを見つめたその時、突如、竜に砲弾が浴びせられた!すると上空から王国軍の警備艇がゆっくりと降下して来た!
「主砲と右舷副砲、竜に照準を固定せよ!着陸と同時に総員、速やかに展開!」
警備艇から重々しいモルガン将軍の指示の声が聞こえ、そして
「イエス・サー!!」
さらに警備艇から兵士達の返事が聞こえた。そして警備艇は地面に着陸した。
「フッ……。ようやくのお出ましか。これで最後の実験を始めることができそうだ。」
そしてレーヴェは竜の背に飛び乗った!
「あ…………」
「ま、待ちやがれ………!」
「逃げる気か、貴様!」
竜の背に飛び乗ったレーヴェを見たティータは声を出し、アガットとジューダスはレーヴェを睨んで叫んだ。
「忘れるな。アガット・クロスナー。欺瞞を抱えている限り、お前は何者にもなれない。大切なものを守ることもな。」
「………ッ………………」
レーヴェの言葉によって図星をつかれたアガットは言葉を失くして、レーヴェを睨み
「―――黒髪の剣士。今回の”借り”
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